[日記]時間を選べば存外々

 起きて、掃除をして、出かける。

 用事があるので、少し遅めに。

 きんと冷えることを覚悟して、靴を履けばノブが回る。

 だが雲ひとつなく、遠くから音が聞こえるばかりの世界は、暖かな空気に包まれていた。

 おお、暖かい。いつもはこの時間、食事をしているのだが、予定をこなすために遅くに出た。それだけでもこんなにも違うとは。

 ピュウと吹く風もなく、ぬくぬくと、沈黙を守ってる太陽がまぶしい。心なしか、帰ったらこうしよう、と無意識の決意が固まる。

 さぁ、今日は何を食べようか。影に差し掛かっても、駆け出す必要なんてない。


◆◆◆◆


 昼間はあったかいですねぇ。やはり冷えは朝と夜がきつい。

 どうにか勝ち取った休みなのですが、もちろんやることを終えた今は、やることはひとつです。決まってるじゃないですか。

 エディタを開くのです。

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