[創作論]リズムを合わせる
リズムアクション……そう読んで、何を思い浮かべるだろうか。
おそらくは、ノーツが並べられた譜面があって、一定間隔に流れてくるノーツを拾うようなアクションを行ったり、あるいはノーツに合わせてアクションを行う、というものだろう。
で、リズムに関するゲームというものはそこらじゅうにある。ゲームと言わないまでも、曲に合わせて拍をとる、なんてこともするだろう。
さて、いざリズムを使ってゲームを作ろう、となったとき、あなたはどんなものを思い浮かべるだろうか?
私が知っているなかでは、先述のようなものや、音に合わせて行われるものに対して、音とは関係のないアクションを行ったりするものもあった。多くの場合は前者だろうが、いずれにしてもアップテンポで夢中になりがちだ。
ところで、リズムゲームというのは、どうして用意されたものに合わせてあれこれする、という場合が多いのだろうか?
同じ曲を別インタラクティブにして、別のゲームです! という場面に出くわすことは少なくない。確かに筐体やルールが違えば別のゲームになるので、どうこうと言及するつもりはないが、いずれも用意されたものに対する答えを行う、という点では同じものであると言わざるを得ない。
私が考えたネタが分かるだろうか。ノーツを自分で用意して、それを叩くのは楽しいのではないだろうか? というものである。
曲は流れるが、そこにノーツは自動で発生しない。だがノーツは曲が流れている間にプレイヤーが設定でき、設定したものを回収する、というものだ。
面白いのか? ……そこが分からない。
私の好みであるリズムゲームは、比較的シンプルなものだ。奥、あるいは上から降ってくるものを受け止めるように叩くとか、インタラクティブ要素に境界やボタンがないとかだ。
逆に言えば、ノーツの発生箇所がほぼ一点だったり、バラバラのボタンで受け止めるタイプは苦手である(どこが対応しているのかが分からなくなる)。
そのリズムゲームのプレイを振り替えると、ノリにのれていること、がハイで楽しいと思える。
ここに、譜面を廃止し、自分がノレるタイミングでノル、というアクションを絡めるとどうなるのだろうか? ゲームとしては成り立つが、ユーザビリティはどうなるのだろうか?
甚だ難しい話である。特に楽しいという観点では。
詳細なネタは省くが、自らが乗れるリズムを作り出すゲーム、いかがだろうか?
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