[カクヨム]KAC2021-8th
今回は「尊い」。辞書的なワードは二回目ですが、前回の「直観」よりかは書きやすいものでしょう。身近に感じる言葉ですし、何より常用の単語ですからね。
今回はこれといった案はなく、「安易に叫べ、遠慮はいらん」に絞って書きました。
いくらか前に、発狂するほど、歓喜にうち震えるほど好きになることがない、という内容を書いたものですから、それはもう、テーマはあっさりと決まりました。
そういう感情を体験したことがないので、やばい、尊すぎる、というような心情や行動、愛でるばかりの描写はしにくかったので、ではもっと尊しのレベルを下げて、素直になれよ、という内容を書こうとなりました。
事情はともかく、同居している女性二人、尊しを体で表現するユリと、クールなマコのお話です。
マコは休日をスマホに費やして、ユリは押しCPのイラストを見て尊しオーバーリアクションをしているところから始まります。
なんでユリはそんなこと毎回してるの、と尋ねると、大げさじゃないよ、と答えて、マコもそういうのを好んでフォローしてるじゃん、と返す。
そこから好き、尊いに対する考え方を、今日の昼食計画を交えながら話します。
すると、ユリは好きだと思ったから尊いと言っていて、マコは好きだと思ったから尊いのはどこかを知ろうとしている、という違いが発覚します。
実際のところ、好きな部分というのは、布教するなりのタイミングで必要になるものであって、自己の消費で終わるなら、そんなものは必要にはならないんですよね。
ただ素晴らしいと、ハートなり星をクリックとかタッチとかをすればいい。必ず感想をつけないといけない、というのもないですしね。
それこそ、コメントで凝った文章を作る必要なんてないわけですね。そうしているうちに素晴らしいと感じていた意識は、書こうとすればするほどマッチがごとく先細りしてしまって投稿をやめてしまう。そんな経験ありません? 私はある。
気軽に素晴らしいと言える場はあっても、それを伝えようとして二の足を踏むくらいなら、感想のテンプレを予め増やして一歩で伝えてしまいましょう。あ、もちろん距離感は大事ですよ?
それで、今回の他の方の作品を見ましたが、「誰々が尊い」というパターンが多かったですね。友達だったり、vtuberだったりとか。よしよし、オンリーワンを出せているぞ、とガッツポーズをしつつ、セミファイナルテーマは、と「ソロ○○」ですか。
○○はワイルドカードでいいんですかね? 何を書くかだな……さ、あと少しですよ。
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