[日記]願いを口にする、叶うとは限らない
もし、一年という時間を得られたら、何が出きるだろうか。
外部から、あれを提出しろ、これを期限までに、いつまでに完了しろ。そういったものに追われるばかりの日々から初めて解放されたとき、あなたはどうなるだろうか。
やりたいと思っていたことに全力で取り組み始め、作品の一つや二つを仕上げることができるのだろうか。はたまた、明日やろう、明日やろうとため息をついて、気がつけば一月二月と経っているのかもしれない。
どうせ後者だろう、と決めつけるくらいなら、前者たれと達成したいことを好きなだけリストアップして、どこかに掲げてみればいい。それだけでも変わるときは、変わるものなのだから。
思えば、何も気にせずに没頭したのは、いつが最後だろうか。もちろん夢中でビデオゲームにひたすら取り組んでいたこともあったが、いずれは出された課題に覚めなければならない。そんなとこで真面目だと評される部分が現れる。
真面目だと私は言われることが多いが、私は真面目ではないと思っている。きっと誰しもが、他人なり自身なりに使われた言葉だろう。
真面目だったら、予定をもっと立てて遂行しようとすることだろう。はたまた、没頭し始めたら時間なんて忘れることだろう。そういったことが私にはないから、私は真面目ではない。
話を戻して……学校に入った頃から、毎日与えられる課題。大学でも、社会でも、いつになろうが課される。
そこから抜け出してみる、という選択肢を執るのは、世の中難しくできている。五体満足で、手のなる方へとふらついてみても、時にはいいではないか。
そうぼやきながら、闇に満たされた塀の上に、空になった缶を置いた。
◆◆◆◆
※フィクションです
けど考えてることは事実です。
課題もなく呆けている時間があれば、きっとこれをしようと思い至ることがあるでしょう。暇もなく動き続けていれば、何か思い付くこともなく、通りすぎる隣人の姿にも気づけません。
そんな時間が欲しいですねぇ。
ぼんやりとして、こんなものはどうだろうって考えて、こうすれば面白くなるかもって閃いて、そうと決まれば行動開始だ。
しかしそんなものを求めようとすれば、入れ替わりで面倒事が待っている。
どうしてこう生きづらいんでしょうね。こうしてみたい、というエネルギーが生まれたというのに、無駄にせざるを得ないなんて。
さて、今日は何をしましょうかねぇ。
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