[創作論]書く描く隠拡欠
かく。
それは誰でもできること。
かく。
ただやろうと思い、道具さえあれば誰にでもできること。
かく。
何かを目指して、何を目指して。
かく。
必要なのはただ、行動に移すこと。
かく。
そして、盲目にやること。
かく。
ただそれだけが、難しいと知っていても。
◆◆◆◆
タイトルは「カクカクカクカクカク」です。
自暴自棄か? いいえ、単なる表現の問題です。
で、思ったんですけど、かくって色々ありますよね。文字から派生する小説、ロゴ、フォント、エッセイ、詩、デザイン……いずれにしても世の中に溢れているものですね。
はたまた、筆で描く、鉛筆。あるいは、削って、こねて、ひっつけて。
すなわち、やり方は一つではないのですよ。
文字を打つにしても、電子デバイスで打ち込むことが主流ですが、原稿用紙に書いてもいいし、白紙に永遠と、真っ黒になるまで書き込んで、訂正してもいい。そこから最後の仕上げだけを抜き出し清書する、なんて方法もあるんです。
絵を描くにしても、どんな下書きが理想的か、なんて定めるのは個人の力量と目標で決めればいいんです。だれも下書きからきれいであるものを求めてもいないんです。
というのも、昨晩、夜にゲーム製作をすると、次はこれやって、あれやって、と考えが浮かんでしまいなかなか眠れなかったんですよ。
で、ふと、絵について考えました。
下書きにこだわる必要ねぇんじゃねぇの?
ポーズ、指の形にいたるまで、輪郭を描いてるんですよ、私。ラクリさん&リエ君のときも、ゲーム絵のときもそうでした。下書きの段階で一定の満足を得てから色をおいてたんですよ。
で、合計して一枚に十時間弱をかける。
遅いですよねぇ。小説も早い方ではないのに。小説はおおよその構想と舞台を用意して、大体ぶっつけ本番で書いているので気づかなかったんですけれど、結局下書きって自分の目安にできればいいんですよね。プロットも同様です。もちろん読者に違和感を与えてしまうような構想はいけませんけれども。
正直、絵では色を置くのが楽しいんですよ。主線は苦手、というより理想のものを描けないんですよ。色はコレと決めてしまえば、混ぜきってしまえば変わらないんですよね。
骨格や構図とかは必要にしても、肉付けは色でやってしまえばいいんでない……? そんな気付きがあったんですよ。
ちょっと筆を止めて、今のやり方を見直してみると、あれ、となるような部分、ありませんか?
習慣づいているそれは、もしかしたら、作品を作り上げるときに、余計な手間になっているかも……?
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