[日記]第345話 桁上がり

 昔々あるところに、ものがたくさんありました。パンがテープルに並んでいたり、挟むための具材もいっぱい。今日の食事のために用意されたものです。

 ふと、これを運んできた人は言いました。そういえば、ここにはどれくらいの労働者がいるんだい。

 配給を行う人は答えました。いっぱいいるよ、とにかく、たくさんさ。

 運んできた人は、いっつもそれだよな。王様も、妃様も、いっぱい、たくさん用意しろよってな。もっとはっきりと、どれくらいかを指示してくれれば、荷物も軽くなるのにな。

 すると配給の人はぱっと顔を明るくします。そうだ、それだよ。いつも余ってて河に捨てるんだ。どれだけの人がいるか、どれだけ必要なのか分かれば捨てるのも減らせるし。

 上官と掛け合うかぁ、と二人は別れて、その場をあとにします。

 こうして、現場には何人いて、何がどれくらい必要か把握するべき、という概念があちこちに広がったそうな。今もなお、文化圏において数え方の異なる単位があるのは、その名残だとか……。


◆◆◆◆


 はい、あと20話で365話、桁が上がります。来週には、1周年ですけどね。


 早かったか、と言われれば、特にそうでもなく。淡々とネタとか思い付いたことを書いているだけなので、普段から思考していることを出力できてスッキリとしています。

 私が普段から考えていることといえば、萌えるシチュ、プログラムの処理がどうあるべきか、直近の昼食夕食はどうするか、小説の次のシーンはどうするか、家事でするべきことは何か、今、あるいは次の仕事はどうあるべきか、などが9割ほどを占めていると思われます。

 そういった思考の切れ端を補完して、本雑記を書き続けています。というか、これくらいできるもんだなー、とにこにことしています。


 さて、度々口にしておりますが、市場が佳境です。残り半分、2000文字くらいでしょうか? 来週には投稿と完結を目指し、今日もまた二人の結末を書いていきますよ。ぬふふふ。

 では、冷えますので風邪などこじせぬよう。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る