[日記]お持ち帰り芋菓
ピンクサルト味の袋の(おそらく)のり留め部分を摘まんで、左右に引っ張って開封する。よくあるチップスお菓子特有の油の匂いはしない。
帰省や旅行から戻る際、お土産のお菓子とは別に、地方限定、あるいは期間限定のものを自分向けに購入することが多い。誰もが、少なからずすることだとは思うが。
今回の出戻りで買ったのはポテトチップス。5袋セット1900円。1袋、なんと400円だ。なんでも期間限定なうえに個数限定だそうだ。しかも5つのフレーバーがあり、ピンクサルトからハニーといった美味しいのかも分からない組み合わせ。
中身を覗いてみると、少し厚みのあるチップスが入っており、やはりすかすかだ。包装を小さくすればコストを下げられるのでは、と何度も思う。
さて、1枚目。まずは観察だ。
どうやらペースト状態になるまで芋を潰したものをチップの形に整えて揚げたらしい。ポテトチップス特有の模様の代わりに、空気が入っていたのだろう破裂跡がある。
どうやら揚げているうちに曲がってしまうこともあるらしい。もう一度覗いても、平らなものはない。
口にしてみる。
指にべたつかない油の味はない。感じるのは芋の味と、フレーバー、すなわち塩の味。芋と塩の味。
特別に美味しい、というわけではない。しかし油と塩の主張が控えめなので、芋が存在を主張する。芋の甘みが舌を刺激して、蒸し芋に塩をかけて食べていたことを思い出す。
もちろん、チップスなので熱はない。ホクホクとはしないものの、気品のあるポテトチップス、といったところだろうか。
少なくとも、安いものよりかは食べやすい。油の主張がなくて、指のべたつきがすくないのもポイントが高い。しかし、買うとしても1袋200円くらいだろうか。ボリュームがあれば400円でもいいとは思うが……。
あと4袋、どうして減らしたものだろうか。
◆◆◆◆
ポテトチップスといえば、某お菓子メーカーから個人もの、揚げないポテチなど、作り方から味付けまで様々ですよね。
滅多に食べないものの、私は塩、のり塩あたりが好みです。そして今回、目に入った上記のポテチを買ってみました。ただの好奇心で。
思えば、高級菓子ってどのラインからそう呼ぶのでしょうね? 昔は砂糖と塩そのものが高級だったから普及していた醤油、味噌、あるいは花の蜜やサトウキビなんかを使ってどうこうとか聞いたことがありますが、時代と共にそれらの価値は落ちました。
そうなると職人が作ると高級なんでしょうか? 材料がいいと高級なんでしょうか? 普及している安い菓子のn倍高いと高級なんでしょうか?
たしかに高級なものは味が違うともいいますが、それって感覚による相対的尺度なんですよね。低級なものに関しても同じです。
何をもって、そういった価値をつけたのか。生産量・普及量ならば説明は簡単なんですけれどね。
あと、ポテトチップスとか、芋のお菓子の総称ってなんなんでしょう? 米は米菓といいますけれど。芋菓?
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