[創作論]設定変更症候群

 あるとき市場を見返していて思いました。

 「賢者というジョブのやつ書いてねぇ」と。

 正しくは、書き始めた当初は「王の配下に賢者がいて、何かしらを行っている」という設定でしたが、今やその面影はなく。

 ではなぜ賢者という存在がいたのか、といいますと今も完成に至っていないゲームの存在ですね。

 ラクリさん、リエ君と市場の存在のうち、前者が先に生まれました。ツイート記念に下手なりに描いて以降、私の代理兼持ちキャラという扱いになっています。

 で、初めにリエ君、市場も世界樹もない世界で、ラクリさんがギル、シェーシャと会話するという短編を書いたのですが、これがまた長続きしなかった。

 その後、七日を書き、世界樹の市場が構成されました。ちょうどこのとき、今とは比べ物にならないくらい規模のでかいゲームを作りたいと思っていて、そこに登場したのが、ラスボス枠の賢者でした。

 しかし小規模のゲームも作ったことのない私がいきなりそんなものを作れるでしょうか? 当然、規模が小さくなっていき、ラスボスは王様に変更しました。賢者が消えた瞬間です。

 ちょうどこのあたりよりも少し前に市場を投稿し始め、習慣付いていた頃ですね。データを漁れば賢者の名前やどんな攻撃をしかけるかくらいは残っていることでしょう。


 舞台を大きく作りすぎてもコントロールしきれるかは腕の見せ所ですが、風呂敷は、広げたからには畳んで行きましょうね。

 次に製作予定の魔王では、こんなことにならないよう結末からあぁしてこうしてと悩んでいるところです。

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