[日記]第200話 面白いと口に出して
ふとある作品が目に留まる。
約1ヶ月という短期間で、投稿されているもの全編で200万字、数百話というハイペースなものだった。
試しに、1話。時間が余っていたので、2話、3話。読み進めていくうちに、22話。
読みやすいわけでもなければ、にくくもない。一人称視点で描かれる世界を見ている主人公たち。私は状況を追いながら、心のなかで何度も頷く。
なるほど、なるほど。
ここからどうなるのか、あるいは、葛藤があるのか、という好奇心は芽生えることはない。淡々と読み進めていくことができた。
それでも、面白かった、と言えるかは、よく分からない。行くべき山があっても彼は、登らずに飛んでいってしまうのだ。途中、打ち落とされたりもするが、そんなものはなんのその、翼で空を切り続けた。
面白かったか。
と口に出して、己に問う。
感情としては、面白くなかった。だが、理性としては面白かった。
だからこう、一人きりの室内で言おう。
◆◆◆◆
200がきた!!!
5月から初めて30×6.6くらいです。お休みしたときもありますが、順調です!!
あるタイミングで、トップページに現れたものを読ませていただきました。感情的な盛り上がりに欠けましたが、お話の展開は、なるほどとくる感覚がありました。
とはいっても、序章も序章の部分止まりなので、ここからどうなっていくのか、は知るよしもありません。ここから読むことはあるのか、それこそかみのみぞしる。
さて、もう一つ、かなり前に触れた、無双系がどうのこうの、というお話。
先述のお話は、無双系に分類されました。そして読んでいくうちに、私は登場人物が戦っている姿に、何らかの美意識を持っている、と自覚しました。
どうやら淡々と「敵であるだけの敵」を屠ることに感動を覚えないようでした。
私の理想の戦闘シーンは、敵と武器を交えつつ、思いをぶつける短い会話のやりとり。互いに一歩も譲らない中、あっけなくついてしまう決着。このシーンだけでも彼らに何があったのか、どうしてこうなったのか、ものすっごいウキウキしてしまうんですよね。
苦手というよりかは、関係性への妄想癖のようなものに近い気がしてきますが、ある意味、登場人物らしさが現れるシーンではないかと、思います。
そんな癖がつかめたところで、また明日お会いしましょう。
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