[創作論]FightWithYou

共通の敵が現れて、その場にいたライバルと一時休戦しての共闘という場面、少なからず展開として選ばれることでしょう。

実際、私もわりかし好きな場面です。


ではどうしてこういった感情を抱けるのか。実生活では、ライバルといえば広義なものです。ビジネスライバル、スポーツライバルと、顔も知らぬ相手と競い、一方で、協力することも多い。

しかしながら、ここに興奮を覚える人は少ないでしょう。お互いの苦手分野を補完し、得意を倍増させることでよりよい物事ができる、という点では同じなのですが。

ここに、各々の過去の経歴が入ろうが、未来への展望が入ろうが変わらない…もしかすると、ファンタジー思考であるが故かもしれませんね。

なら、現実だから、という言葉を投げつけてみても、それもどこか違う気がします。具体的に例は挙げられませんが。


では、場面の方に話を戻しましょう。

互いに何かの感情を持って争っているが、そこに介入する第三者を排除するために協力する。

宿敵、グループの仲間など、そういった情報を取り除くとこうなるんですよね。私の場合、「何らかの感情を持って」と書いているということは、そのに視線が行っているということになるんでしょうかね?


相手が気に入らないが、腕は認めている。

いつも邪魔ばかりされるが、結果的に助けてくれている。

相対している憎き敵の将軍だが、魔物の軍勢を前にそちらへと向かう姿を見る。


こういった、ちょっとした葛藤が好き…なのかも。みなさんはいかがでしょうか?

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