[日記]原初に記されたもの

者は、必ず何かのキッカケを得て、そうなるものである。

要は、経験したからそうなるのだ。そういう観点から言えば、トラウマも成功談も、同じものだろう。


さて、あなたはどうして文字に思いを乗せ、あなたではない誰かを描こうと決めたのか。

私の場合は、ちょうと小中とライトノベルが流行っていたときで、学校の図書室にも置かれ始めていた時期だったろう。

面白いなぁ、と思っていたところに、家にあった共用のPCでWordを立ち上げている家族の姿が映ったからだった。

--やってみる?

そんな一言だったか。


それ以来、一時期ゲームと勉強だけをする日々もあったが、なんだかんだで続けている。

どうしてここまで続けているのか、は分からない。特別なことでもないとは思っている。

そこに才能があるか、と聞かれれば、今の私ならどうでもいいと答える。

今は、まだ楽しいと思えているのだから。それでいいと思う。

どれだけ恥ずかしいとしても、書けば書くだけ楽しめているなら、それでいい。これで、たまたまお金がもらえるなら、運がいいと思いながら、さらに書こうと思う。

--もう、いいや。

そこに至るのは、まだまだ先のことのような気がする。

だが今日は、Wordではなくペイントソフトを立ち上げよう。

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