影響を受けた作品達

『ちゃお』のオススメ漫画

　皆さまこんにちは。

　前回の更新から一年以上間が空いてしまいましたけど、今回は小学館発行の雑誌『ちゃお』から、オススメの漫画をいくつか紹介していきます。

　そういえば今朝丁度、Twitterでちゃおの漫画、『めちゃモテ委員長』がトレンド入りしていましたけど、それとは何の関係もありません。

　たまたまタイミングがかぶって、ビックリしました。

　『めちゃモテ委員長』も、いつかちゃんと読みたいですね。

　久世みずき先生『真代家コンプレックス』

　ブックオフで見かけて、絵に惹かれて購入した作品。

　高校生の主人公、真代夏木は、兄の潤と二人の弟、紺と五月の合わせて四人兄弟。

　イケメンの兄や弟達がいることで周囲からは羨ましがられていますけど、家族として一緒に暮らしていると良い所よりもそうでない所の方が目につくもの。キョウダイケンカなんてしょっちゅうです。

　しかしある日、夏木はキョウダイの中で自分だけが養子であることを知らされます。

　ショックを受けますが、養子であっても家族であることに違いありません。今まで以上に絆を深め、仲良く暮らしていくほのぼのハートフルストーリー……なのですが。

　血の繋がらないキョウダイが恋に落ちるのは、少女漫画の定番。本作でも例に漏れず、一つ屋根の下でドキドキのラブ展開を見せてくれます。

　しかも本作では、家族の中にイケメンが3人もいるのです。

　それぞれ家事男子、チャラ系男子、スポーツ男子とタイプが別れていて、みんな魅力的。キョウダイ内で三角関係になったりもします。

　恋愛ものとしても家族ものとしても、素敵な作品です。

　そしてやっぱり絵が可愛い(#^^#)

　大木真白先生『同級生と恋をする方法』

　主人公の凛々は、少女漫画が好きで男子が苦手な小学5年生の女の子。

　彼女のクラスでは男女仲が悪く、男子と女子に別れていつもケンカばかり。少女漫画の恋愛にはドキドキするけど、現実で恋なんてムリー。

　しかし夏休みに入る頃、男子のリーダー、葵くんに声をかけられます。

　格好良いけど高圧的な態度の彼のことが、凛々は苦手。なのに葵くんは何故か、凛々の持っている可愛いキーホルダーのことが気になるみたいで、手に入れた場所に案内するため、隣町まで二人でお出かけすることに。

　けど苦手な男の子とお出かけなんてイヤ。早く帰りたいと、最初は思っていたのですが……。

　この葵くん、言動はドゲトゲしていて取っつきにくい印象があるけど、本当は優しい典型的なツンデレタイプの男の子。

　一緒に過ごしているうちに、少しずつ彼の良さを知っていきます。

　まだ恋がどういうものかよく知らない女の子の、初恋物語。

　恋愛初心者で、何をどうすれば良いか分からない様子の凛々ですけど、そこが初々しくてとても可愛いのです。

　ツンツン男子と気弱女子という、一見アンバランスな二人ですけど、お互いを好きになっていく様子に、キュンキュンさせられました。

　小森チヒロ先生『神さまと偽装カップルはじめました』

　中学生の詠ちゃんの家は、縁結びの神社。だけどその神社は縁切り神社なんて言われていて、近所の子供からは肝試しに使われるような、寂れた神社でした。

　お賽銭もほとんど入らないから、詠ちゃんのおこづかいも上がらず、困っていましたけど。

　ある日詠ちゃんら、神社の社の中に部屋を作って住んでいる男の子と出会います。

　勝手に住み着いている、不法侵入者？　いいえ違います。実は彼、この神社に奉られている、縁結びの神様なのです。

　ただし、今時恋愛だけが全てじゃないし、別に縁なんて結ばなくてもいいんじゃねなんて、まるで拗らせた絶食系男子のようなやる気ゼロの神様ですけど。

　神様がこんなでは、いずれ神社は潰れてしまう。

　危機感を抱いた詠ちゃんは、ある画期的な作戦を思い付きました。

　それは神様と偽装カップルになって、神社のおかげでラブラブになったという嘘をネットに投稿し、神社の評判を上げるというもの。

　ヤラセですね。もしもバレたら、インチキ神社と叩かれても文句は言えません。

　それでも現状を打破するため、偽装カップルを始めたのですが、一つ大きな問題が。

　なんと偽装カップルの提案者である詠ちゃん、神様に肩を抱かれただけで顔を真っ赤にして、カップルの演技なんてできなくなる超絶うぶ女子だったのです。

　これでは偽装カップルなんて演じられない。そもそもどうして、この作戦で行こうとしたのか。

　だけど神社を盛り上げるために、神様と偽装カップルをするというこのアイディアがとても面白いです(≧▽≦)

　ちゃおには他にも面白い作品がたくさんあって、まだまだ紹介し足りません。

　今はまいた菜穂先生の、『12歳。』を読んでいます。

　あと今回は書けませんでしたけど、イチオシの作家さんが、やぶうち優先生。

　1983年デビューのベテラン作家さんで、最初は絵に驚かされました。

　その時代の流行りの絵を取り入れているのか、年代によって描かれる絵のタッチが全然違い、同じ人が描いているとは思えないくらい変化をつけているのです。

　当然絵だけでなく、物語の内容も魅力的なものばかり。

　作詞作曲が趣味の女の子が、クラスのイケメン君に女装させて自身の作った歌を歌わせネットに投稿する話、『ドーリィ♪カノン』。

　気弱な女の子、蒼月ちゃんがある日死神の男の子と出会い、親友の紅葉ちゃんが近々死ぬ運命にあることを知ってしまう、切ないくも暖かなファンタジー、『そらいそメモリアル』、等々。

　他にもオススメ作品はたくさんあるので、いつかまたゆっくり紹介したいです。