新人賞の最終選考まで2回連続で行き、編集者から連絡を貰ったら………スランプだけが手元に残りました。

蔵沢・リビングデッド・秋

第1話

これは、愚痴です。酒の席で友達に『最近何にも上手く行かないんだよね~』と言えば済む話ですが、そのためにはそもそも友達を作る所から始めないといけないので、チラ裏より建設的かとここに書いてみます。どうせ誰も読まないだろうし。

愚痴すら言う相手がいないからスランプ脱却できないのかな~と思った次第です。

ただ前向きになりたいだけです。


さて、早速本題です。僕は、某新人賞(伏せる意味なさそうですが気分で)の最終選考に二回残りました。自慢、と言える精神状態ならこんなもの書いてません。そもそも、その2作品両方ともカクヨムに上げて見事に埋もれたので誇れるはずも無いです。今はもう下げてます。


で、まずはそこに到るまでの話です。夢見がちな少年Aは作家になりたいと思いました。それで食べていけたら良いな~と思いました。そのために、色々なジャンルを書けた方が良いかと、特にジャンルを固定せず、書けそうなジャンルに大体手を出して、出来たら公募にとりあえず送ってみる、という生活を送っていました。

最初はそもそも1次も通らず、ぜんぜん駄目だったんですが、ある時からそれがちょっと上向きになります。やっと1次を通過した、と。かなり嬉しかった気がします。で、現実の見えていない少年Aは更に何か書いては公募に送ります。そして、また良い事が起こります。


某新人賞は、今は違いますが、その頃半年ごとに応募を受け付けていたのですが、そこでだんだん、半年ごとに、次の段階に進める様になりました。1次通過、その半年後に2次通過、と。

そして、最終選考に残るまで行きました。その回は落選しました。

けれど、そうなってくると、次も一個先に進めるんじゃないか、やっとスタートラインに立てるんじゃないか、と思いました。

次の回も、最終選考に残りました。

その回も落選しました。

前送った奴よりクオリティは高かっただろう、と思います。どんぐりの背比べですが。じゃあ、何が問題だったかと言えば………ジャンルでした。


その回、送りつけていたジャンルは、純和風。時代劇みたいなものです。内容は完全にライトノベルだったはずですが、まあ、和風は駄目、売れないと、叩き落とされたわけです。商業だからそれはまあしょうがないし、ジャンルを変えれば良いだけ、幸いにも書けるジャンルは沢山ある、その頃はまだそんな風に思っていました。


で、次の回。最終選考まで辿り着きませんでした。2次通過、位だったと思います。

その作品に関してはまあ、そうだろうなとしか思いません。クオリティの問題でした。半年ごとに次の賞に応募しようとすると、どうしても結果が出切る前に書き始めなくちゃ間に合いません。一回見送れば良いだけの話かも知れませんが、一回途切れて将来に漠然とした良い事が待ってる気がしないと心が折れる気がしたので、半ば病的に途切れないようにしていました。

その回に送りつけた作品を書いていた時は、丁度2個目の最終選考に残った、もしくは落ちたと知ったくらいの時期でした。まともな精神状態の訳もありません。最後の方手を抜いてたので、打倒な結果だと思います。

だから、そこはまあ良いです。問題は次です。


次は、最終選考まで2回残った後、あとはジャンルを変えるだけ、と思いながら書いたやつでした。選評にも、ジャンルをずらして、と書いてあったので。

ジャンルをずらして、送りました。和風じゃない、ファンタジーで。

それは、ギリギリ1次は通った、レベルです。


一回ずつ段階を踏んで次の選考に進みました。

最終選考で足踏みしました。

その後、一回ずつ踏み外して丁寧に下りていきました。


そして今に到ります。天狗になってたんだろう、とは思います。ただ、次の選考の為に頑張ろう、とは思えませんでした。送っても多分1次落ちなので。

何が問題なのかは色々考えました。ていうか、それしか考えてないです。ずっと。

天狗になって手を抜いてしまっていたのかもしれません。皆が好きな、売れそうなジャンルを好きじゃないから、その気がなくてもクオリティが下がっただけかもしれません。


というかそもそも、もはや自分がどんなジャンルを好きだったかすら、思い出せません。いや、特定の、このジャンルが好き、と言うのは元からなかったんでしょう。

雑食でした。一つだけどうしても楽しめないジャンルはありましたが、それ以外は何でも楽しめたし、なんでもある程度のレベルで書けるようになっていると思います。SFもサスペンスもコメディもファンタジーも和風も、一人称も三人称も、文体まで完全に制御できると思います。ある程度のレベルであれば。


要は、器用貧乏です。ある程度のレベルでしか書けないんです。突き抜けてないんです。だから、受けそうな、競争率の高いジャンルを書いた結果、踏み外して埋もれていったんだと思います。最終選考に残ったのは、ミステリー(のようなもの)と、純和風です。どっちも、メジャーじゃないです。だから目立っただけなんでしょう。

いざ探そうとした結果、これといった武器が見当たらない、これが好き、と言うのも無い。そもそも、書けるだけのジャンルはもう全部、公募に送って駄作といわれています。楽しかったもの全てに赤いバツが付いてます。立ち直るきっかけが見当たりません。スランプだけ残りました。

こういう発想しかないからスランプなんでしょう。


良い事も、ありました。二回連続で残ったからか、編集者の人から連絡をもらえました。まだ最後に送った奴が1次落ちしていない、天狗だった頃です。


嬉しかったです。やっとスタートラインに立てるのかもしれないと思いました。生きてて一番嬉しかったかもしれないです。アドバイスをしてくれる、と言う事で、電話口で、最初のアドバイスを貰いました。


ラブコメを書けば良いと思う、と。多分、その編集者の人が一番好きなのがそれだったのでしょう。

…………それ、唯一僕が楽しめないジャンルでした。


そこで断れば良かったんだと思います。そのジャンルは書けないと最初に言えれば、今もうちょっと違う未来だったのかもしれません。


言えませんでした。やっと巡ってきたチャンスに、電話口で、いきなり嫌だから書けない、とは僕にはいえませんでした。紛いなりにも器用さだけが取り柄だと思っていましたし、選考の結果に僕個人の好みはあんまり反映されていない、なんならそこまで好きじゃないジャンルを書いているときの方が結果が良かったくらいです。だから、編集者が言うなら、やってみようとも、ちょっと思いました。

書けないだろうな、やりたくないな、とも思いつつも。


そもそも、ラブコメ書けないってなんか恥ずかしかったので。モテない、とかならまだ良いんですが……そもそもこれまで生きてきて恋人が欲しいと思ったことがない、って明確な人間的欠陥を初手で白状は出来ません。

恋愛感情が理解できません。それまで書いて来た奴も全て、登場人物のそれを描かなくてはいけない部分を、たとえば家族愛だとか、そういう別の何かで上手く誤魔かしてきました。それに、いきなり初手で向き合えと。

割と最悪でした。人生で最高だったのに同時に最悪でした。完全に言い出せなかったこっちの問題です。


その編集者の人は、早めに顔を合わせるといっていたので、その時に言えば良いか、とも思いました。

あるいは、書いたものを見せて、駄目と判断されればラブコメって言わなくなってくれるか、とも。コミュ症なので。コミュ症が全部悪いんだと思います。死ねば良いのに。


なんだかごちゃごちゃしてきました。まあ、どうせ誰も読まないだろうから良いか。


とにかく、アドバイスを受けて、連絡を取り合いながら何個か書いてみました。まだ最後に送った奴が落ちていない、天狗だった頃です。

ラブコメはやりたくなかったので、そうじゃないジャンルの草案みたいなものを送ってみました。あんまり反応が良くありませんでした。直接そう言われたかはいまいち覚えてない、と言うかただの僕の被害妄想だと思うんですが、ラブコメ書かなきゃいけない、そうじゃなきゃ許されないような気がしてきました。


観念して、一回ラブコメを書きました。

かなりクオリティは低かったはずです。これじゃ駄目だと言われると思ってました。が、これまでで一番反応が良かったです。

あっちからすると、色々駄目だしした上で漸く形になりそう、とかそう言う風に思ったんだと思います。クオリティの低さに目をつぶってくれたんだと思います。

完全に僕のせいです。意思疎通の問題です。言うべきことを伏せて、わからせようとした結果です。


そうなると、もう、書かないわけには行きません。実は書けるんじゃないか、ともちょっと思いました。でも、嫌だったからいまいち筆が進みません。


そうこうしている間に、最後に送った奴が落選しました。天狗の鼻がへし折れた瞬間です。


そのタイミングで手元に残っていたのは、あんまり好きじゃない、書きたくないし書けない、けれど唯一スタートラインに立てる可能性のあるラブコメだけ。


まともな精神状態じゃなかったです。けれど、次の公募用の奴も書いてなかったので、そこに集中するほかに先に進む方法がありません。


ラブコメ好きラブコメ好きラブコメ好きラブコメ好き……とリアルで唱えながら書き続けました。馬鹿みたいですが、結構ヤバイ精神状態です。ラブコメ、の部分を自分が一番やりたくないことに置き換えてみたらわかると思います。苦行です。


苦行の結果生み出したものを編集者に送ってみました。

見事につまらなそうな反応が返ってきました。

そりゃそうですね。嫌いな物を無理やり書いているので。

ですが、僕は面白いと言ってもらえると思って書いていました。でないと、なんでこんな苦行してるのかわからないので。そこにしがみつくほかにないので。

期待して見せて、駄目と言われて。もう一回直したら更にゴミになる。


何回かそのやり取りを続けました。

最終的に、僕が根を上げました。もう、無理だと。


その頃になると、もう苦行に慣れてしまって、平然と一ミリも面白くないものをかける様になってきていました。そうなると、いよいよ自分が何を書きたいのかわからなくなります。楽しかったはずのジャンルを書こうとして、書いていても……それが本当に楽しくて書いているのか、楽しいと言い聞かせて書いているだけなのか自分でもはや判別できないんです。面白いかどうかの基準を完全に他人、その編集者さんにゆだねちゃってたんですね。


そう言う懸念をもったからか、その頃に、カクヨムに上げてみないか、と編集者の人に言われました。それで、アカウントを取って、作品を上げました。


ただ、僕は微妙に言う事を聞きませんでした。これを上げてみたら、と言われたのとは別の作品を上げてみたわけです。昔、本当に好きで書いたはずだった奴を。


カクヨムに作品を上げている人なら、よほどの天才以外はわかると思います。まあ、読まれませんよね?星が付く付かない以前に読んでもらえません。


でも、自分からすれば自信がある奴だから、昔書いた、そこそこ選考で良い線まで言った、それこそ最終まで残った奴を挙げます。

玉砕します。昔取った杵柄に土がつきます。立ち直れません。


それでも、そこそこ読んでもらえるモノはありました。”朴念仁のどらごんはんと”、です。あれ、最後に某賞に送って上手くいかなかった奴なんですが、カクヨムでは多少受け入れてもらえました。それは、本当に嬉しかったです。嬉しかったから新しく続きを書きました。読んでもらえてるみたいだから、毎日投稿とかもやってました。読んでいただけていた方、本当にありがとうございます。


時系列が前後して申し訳ないですが、そのちょっと前の話をします。朴念仁のどらごんはんと、と上げ始める前。ラブコメはもう嫌と逃げ出して、カクヨムに昔書いたものを上げる傍ら、僕は新しいものを書いていました。


書きたかったもの、本当に面白いと思っているもの、です。熱が入ったから長くなったし、それを書いている時は多分本当に楽しかったんだろうと思います。最後に楽しく書いた奴ですね。どうしようもない駄作だったんですが。


とにかく、カクヨムに色々上げてみる傍ら、そっちの楽しく書いた奴を、編集者の人に送ってみました。流されたのか、忙しかったのか、……やっぱりどうしようもない駄作だからか、返事は来ませんでしたが。


あるいは、カクヨムで色々上げているから、割と元気にやっていると思われていたのかもしれません。死に掛けだったんですけどね。意思疎通の問題です。これだからコミュ症は……死にたいです。


とにかく、僕としては楽しく書いて、面白いと思って書いて、向こうも忙しいんだろう、その内感想をもらえるだろうと思いながら、カクヨムに色々上げて、メンタル潰れて下げたりしてました。


で、朴念仁のどらごんはんとに到ります。読んでもらえて嬉しかったです。何回も言ってますね、これ。でも、嬉しくなかったら毎日投稿はしてません。


毎日書いて、朴念仁を投稿し続ける傍ら、僕は感想待ちでした。朴念仁じゃなく、好きで書いてた駄作の方の。あっちからすると楽しく朴念仁書いてるようだから放っておこうって感じだったと思うんですが、僕からすると数ヶ月待たされてました。具体的な話は何にも進んでないし、もしかして編集者の存在すら僕の妄想なのではないか、とか思い始めました。そう言う短編書きましたね。あれ、洒落じゃすまないんですよね。

親が統合失調症でして。統合神経失調症についてはまあ、簡単に言うと妄想と現実の区別が付かなくなる病気です。シャッターアイランドじゃないです。ビューティフルマインドの方です。ジョン・ナッシュを子供視点で見続けた青春時代でして、恋愛感情理解できないのもその辺のせいだと思うんですが、まあとにかく、統合失調症は遺伝するらしいんですよね。つまり、ピンポイントで精神崩壊させられてる感じです。

なんせ、その時点でもう電話貰ってから半年以上、何ヶ月も実際に会ったことないですし。電話のやり取りも最初の数回だけで、残りはメールだけですし。

関東に住んでない僕が悪いんでしょうが。あるいは、どっかで意図せず断っちゃってたりしたんですかね?……全てコミュ症が悪い。


余談になりました。話を戻します。

とにかく、その内待ちきれなくなって、その好きで書いてた駄作の方の感想を聞いてみました。

読んでもらえてすらいませんでした。


……自己完結して申し訳ない、というか誰も読んでないだろうからどうでも良いかもしれませんが、多分、一番きつかったのはそれですね。


確かに、面白くない、冗長で、クソみたいな展開のゴミだったかもしれません。

でも、読んでもらえていないとは思ってなかったです。


お前の書いたモノは仕事でも読みたくないと、そういわれた気がしました。

あっちもあっちで忙しかっただろうし、別の思惑もあったろうし、そもそもコミュ症のかまってちゃんなクソ底辺野郎にもう関わりたくなかったんでしょうが……きつかったですね。ていうか、今もきついです。


短編はかけます。勢いで、書いている間は楽しいので。

一回休憩を入れます。

続きを書こうと、直前に書いたものを見直します。

どこからか声が聞こえます。

こんなものかいても誰も読まない、と。じゃあなんで書いてるんだ、と。面白くない、才能がない、止めろ。

その作品の続きは、もう書けません。書く度に、自分が書いたものを見直すたびに、強烈な自己否定が始まります。


今、この愚痴を書くまで自分でそれと気付きませんでした。毎日投稿しよう、って言うのが無謀だった、とか公募に何かを送って将来に漠然とした希望がある状態じゃないから、とか、その辺が原因だと思って、朴念仁を書くのを止めました。


一回止まったら、もう立ち上がる気力がなかったです。続きを書こうとするともう自分の中で全否定が始まります。すでに書いた、面白いと思っていたシーン、書いていて楽しかったはずのものが全部駄目な部分に見えてきます。読まれるわけがない、読む価値がないと思ってしまいます。それの続きを書くって、どうやったら良いんですか?誰か教えてください。


というのすら、多分読まれていないのでしょう。


話の続きが書けません。話が出来ていても、書けません。無理に書くと、無理に書いているので、苦痛だけ前面に出た文章になります。これの様に。


スランプじゃなくて、トラウマだったみたいです。色々、頑張った結果、全部駄目。全部無価値。全部無意味。誰も読まない。金払ってでも読まない。やっぱり、読まれないのが一番辛いんですね。トラウマってどうやって払拭したら良いんでしょう?


なんか、悪者みたいに言っちゃって、編集者の人に申し訳ないです。そう言うつもりはなかったんです。バイアスの掛かったこっちからの見方なので。ぜひこの屍を踏み越えていただきたいです。その位しか貢献できていないので。せっかく声かけてもらえたのに。上手くできなくてごめんなさい。


……いよいよまとまりがなくなってきました。終始あれですが。実はお酒飲んで書いてるので。愚痴を言いたかっただけです。

すいません。もう消えます。


これが読まれてるのも、読まれてないのも、見たくないです。

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