第2話 : 真相 ( 3 )
「今までの誕生日では、前日まで、どんなに、お互いに喧嘩していても、必ず一緒に過ごすのが姉妹の約束事だったわ。
だから当日、連絡さえ無いリコの安否は悲観的に思えたの。
加えて、確信こそ無かったものの …
より彼の連絡再開のタイミングが不自然に感じられたのよ …」
「不自然とはどういった …?」
アヤが言い辛そうに
「そうね。 ごめんなさい… 言い
私が代わりに言うわ。 考えたくも無いでしょうけど …。
もし、リコさんが、この世にもう
小さく
「 彼が殺害したはずの、リコさんが後日、テレビの生放送に出演しているのを見れば、当然驚いて、確認の接触を望んで来る」
「妹に恋人が居る事は、話だけ本人から伝えて貰っていたの。
けれど… さすがに週刊誌のスクープで確認するまでは、ゆうピンがAKIBA・BLUE DAYSのユースケさんだったとは、知らなかったわ」
「で、アヤさんは、彼に疑惑を
「そうね …。 先日、マンションで彼と会った時の事は、記憶に
今度は、ユウスケの靴底が、ガシッと床砂利を蹴り上げ、出口へと全速力で駆けて行く!!
それは、彼の背中から心臓辺りを
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます