第1話 : 走馬灯 ( 1 )
大砲弾となって放たれた彼は、秋葉駅前中央通りを眼下に
すると、車椅子の少女は直ぐそこに居るではないか。
少女が、
おかしい …
回転しながら光速で近づく彼女の顔さえハッキリ確認出来る。
ああそうか …
昔から聞くじゃないか …
命が終わる瞬間、目の前の情景が、ゆっくりと流れる様に見えるのだと…。
今の俺には、ハッキリそうだと断言出来る…
俺の″ 価値 ″とは、自らに
仮に生きる事が
だが今、己の命が終わろうとしている …
死は決して敗北ではない …
死は
生ける者は全て、死を迎える。
仮に、もし死が敗北なら生ける者は全て、命を
死は
決して他人の評価で、
そう!!
戦って、戦って、戦って、それでも戦って …
″ 死せる価値 ″を知るものだけが、
″ 生きる価値 ″を知り、創造しうる!!
死は歓喜の中の大歓喜なのだ!!!!
生きる価値を初めて体得した彼は、
″ 命の永遠性 ″ を今、確信する!!
『 生命は永遠なのだ!!』
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