第64話 親友Sちゃんが うつ病になって

大学時代、シェアハウスにて、共同生活をした Sちゃん。

共に暮らし、同じ学部で共に学び、共に遊んだ親友。

お互いに、夫より 付き合いが長い。

過去に交際した彼氏のことも、よく知っている仲(笑)。


アタマの良さは、ぜんぜん違う。

Sちゃんは、学力優秀。赤点 追試ばかりだった私の、厳しい 家庭教師でもあった。

性格も、ぜんぜん違う。同い年なのに、お母さんみたいな人だった。

いつも輝いていたSちゃん。しっかり者のSちゃん。


卒業後、私たちは 共に東京へ出て……。

Sちゃんは、国家公務員になった。

私は、民間企業のサラリーウーマンになった。

あまり会うことが できなくなった。連絡を取り合うことも、ほとんどできなくなった。


そして2年後、私は結婚。なんと、Sちゃんも結婚。

私は 地方へ移り住み、お互いに、連絡を取り合わなくなった。


この間に、様々な心労が重なっていたんだね……。

久しぶりに話したいと、連絡をもらった時には、Sちゃんは、うつ病になっていた。


私も 辛いこと たくさんあったから、わかるよ。

でも私は、同僚たちと飲み会しては、パワハラ上司の悪口を言いあったりとか、

発散できたから……。


Sちゃんは 昔から、そういうことを しない人だった。

上司の 要求レベルが、無理なほど高くても、必死に やり遂げるタイプで、

できないと、自分を責めるタイプ。

だから、辛い時も、苦しい時も、誰にも言わない。


ただ、Sちゃんは、このように説明してくれた。

厳しい守秘義務がある仕事をしていると、どんなに悩み苦しむことがあっても、吐き出せる相手がいないんだよ。って。


Sちゃんのダンナさんは、仕事を辞めて のんびりできる時間を持ちなさい。

と 勧めたそうです。

だけど、障害者枠で、今も働いてます。


Sちゃんが発病した原因は、厳しい仕事。

だけど、Sちゃんの生き甲斐もまた、その仕事なんだね。


(´・ω・`) 私に できることは、何かな?


それから、毎年 ミニ同窓会を しています。

Sちゃんから、会いたいな。って連絡があったタイミングで、日時を決めて会う。

という段取りをしています。


・・・


人の心は宇宙。

ひとりに、ひとつずつ、宇宙がある。

自由に、自由に、無限に

広げていくことが できる宇宙。


その宇宙では、神様は 自分自身だよ。


心の宇宙に、

悲しみが 入った時は

ありのままの 悲しみを、悲しもう。

怒りが 入った時は、

ありのままの 怒りを、怒ろう。

憎しみが 入った時は、

ありのままの 憎しみを、憎もう。


心の宇宙は、自分だけの世界。

ウソつかなくて いいんだよ。

ありのままで いいんだよ。


それから

大好きな歌を 連れて来よう。

大好きな 犬や、猫や、小鳥を 連れて来よう。


たくさんの、大好きを、連れて来よう。


心の宇宙が

きっと 優しく

満たされていくから。

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