第59話 子どもたちの鐘

大草原の小さな家。NHK BS 再放送ドラマ。

物語の舞台は、アメリカ開拓時代の小さな村。


村には 集会所がひとつ。人々が 協力し合って建てました。

子どもたちの学校になり、大人たちの会議場になり、日曜日は教会になっています。


ある日の日曜日。神父さんが提案しました。

『この集会所にも、鐘をつけませんか?』


人々は大賛成。

日曜日は教会の鐘、平日は学校の鐘として使えます。


しかし……鐘を造る資金のことで意見が分かれ、大人たちが大喧嘩に なってしまいました。


争いの発端は、裕福なオルソンさんの宣言です。

『資金は わが家が全額出して、家名を鐘に刻みます。ほかの人の寄付は 一切お断りします』


当然、反対する人がいました。

『ここは みんなの集会所だ。鐘も みんなのものだ。家名を刻むなんて 賛成できない。

だから、資金は みんなが出し合おう』


裕福なオルソンさんに同調する人も いました。

『資金を全額出してもらえるんだ。オレたちが出さなくてすむなら、家名を刻まれても 別にかまわないじゃないか』


大人たちが 二派に分かれて喧嘩を始め、子どもたちに飛び火しました。

『あの家の子とは、絶対に遊んでは いけないよ』

子どもたちは 仲良くしたいのに、親たちが禁じたのです。


日曜日の礼拝も、みんなが集まることが なくなってしまいました。

責任を感じた神父さんは、村の神父を辞める決心をしました。

鐘のことで、村人たちはバラバラです。


子どもたちは 困ってしまいました。


でも、親が原因で困っている子どもたちでしたが、

ひとりだけ、頼れる大人がいました。

ジョーンズおじさんです!


子どもたちは、おじさんの家へ 集まりました。

ジョーンズおじさんは、独り暮らしの 板金職人。大人だけど、子どもたちの 善き相談相手で、善き友人だったのです。


『親たちに仲直りしてもらうには、どうしたらいいかな?』

子どもたちの 相談に、おじさんは ステキな提案をしました。


みんなで鐘を造ろう!


子どもたちは 大賛成。

おじさんと共に 毎日 一生懸命働きました。

親の命令は『いっしょに遊んではいけない』

です。

『いっしょに働いてはいけない』とは、言われてませんが、それでも、みんなで働いていることは、親には ないしょ。


鐘を造る金属は、子どもたちが集めました。

大切にしていた 宝物の、ブリキの おもちゃまで、鐘の材料に捧げたのです。


立派な鐘が 出来上がりました。


大人たちは ようやく仲直りしました。

子どもたちが、自分の宝物を融かして造った鐘なのです。


子どもたちは、ようやく願いが叶い、幸せでした。


・・・


教訓たっぷりなドラマでした。


時々、偉いさんの座談会などが、テレビ放送されます。

視聴していて思うことは

皆さん自分が言いたいことは言うけど、

なぜ相手の話を聞かないのかな?

ということです。

それぞれ意見があり、反対意見があります。

でも、なぜ反対するのかを、お互いに聞き合うことも、大切ではないかなぁ?

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