第15話:お前の言う事だから
奇龍目線__
「凛音倒れたって。」
「えっ!?」
雨梨が廊下で深刻そうな顔をしていたから声をかけたら凛音が倒れたと告げてきた。
「さっき保健室で会った。」
「なんで倒れたんだ?」
「発作。」
「そっか。昨日のことやっぱ関係あるよな。」
「うん。」
これは…俺がちゃんと言わないと!
「ちょっと行ってくるわ!」
「奇龍。これは奇龍が出ない方がいい。」
「なんでだよ!」
「理由は事が済んだら言うから。今は…ね。」
雨梨は俺が考えることの10倍考えてる。だから何か考えがあるのか。
「奇龍…お願い。」
っ!
「分かったよ…。」
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