第17話一番ショックだったのは

私ではなく、両親だったのだろうなと、今だから思います。

真っ只中の時は、なんとかして、会社に行きたくない、何か診断名付けて欲しい、だったから。だけど、会社に提出するのに、うつ、はさすがに私は抵抗してしまいました。


今ほど、いや、今も理解は無いかも知れない、相変わらず、甘えから来ている、という考えには変わらないかも知れない、しかし、心療内科が、たくさん出来てから、あ、奇病ではないのね、受け入れはしないが、否定もしない、というポジションになった、気がする。


診察室に同席した母親、やはり、冷静ではありませんでしたから。

「そんなはずありません‼️なんとかなりませんか?」母の声。

「事実を曲げるわけには行きません」一番初めにかかった心療内科の医師の声。


「会社にそれ、提出するのは、ちょっと困るので、マイルドな表現で」と、私が話す。

今思うと、何をこの期に及んで悪あがきしたのだろうか。縁故で入社した会社です、うつ、なんて知られたら、父にも申し訳ない、それしか、頭にはなかった。しかし、私はもう、あの会社に戻りたくなかった。

急に辞めるわけにいかない、ならば、休職だ、と、妥協?を、私の世界で決断した。


さっさと、辞めたら良かったのに、休職しても、変わらなかったのだから、今だから話せます。

うつだ、正式には「うつ状態」とその後の医師からも診断を受けることになるが、この、鬱って言葉の響きはかなりの、パンチ力が私にはありました。

人生終わった、とも、覚悟しました。

しかも、縁故で入社でしょ?もう、最悪、どれだけ親を苦しめたら気がすむの?

こんな感情も私にはありました。


会社に診断書を出すのも嫌でしたし、休職、結局そうなりましたが、したけど、やはり、休むことは出来ずに、むしろ「無職のダメなやつ」な、私しか感じることが出来なくて、余計に必死に家事を行ったり、動いていた。

がしかし、本来なら会社の時間に、昼間から居る、「恥ずかしいから出歩くな‼️」兄弟からの言葉、一理ある、とはいえ、病院は、休養が大事なんですといい、当事者及び家族には、甘えてる、根性が足りない、働かないなんて情けない、このように、全く異なる解釈が起きていました。


ラッキー、休めるー、と、気楽に考えられる人物だったら私はどれだけ、楽だっただろうか。休職したら、変わるかも、淡い期待はしていました、現実は、会社に行っても辛い、自宅に居ても辛い、一ヶ月に一度は会社に状況報告をしなくてはならなかった、それも辛い。

「私さん、休職してみて、どうです?良くなりましたか?」毎月同じことを聞かれる。

「はい、段々と回復しています。」私は嘘をつくようになっていた。

いや、確かに花壇の手入れをしたり、あ、これは、うつ病治療には、土いじりをするのも、良いと、何かで読んだから実践してみた。私なりに、回復を強く望んでいたから、とにかく、医学書を漁ったり、心理療法を試したりしました。


結論、治すべき‼️な思考であれこれ試しても、その、「治すべき」が、邪魔をして、急激に変化しない、回復しないことに極度に落ち込んで、加えて、食べては自分から吐き出す、摂食障害、もう、なんだか、阿鼻叫喚、それは言い過ぎか?大袈裟か?

混沌とした?そんな状況でした。


結局、うつ状態と診断されてから10年は過ぎてしまいましたね。休養と薬で半年で治ります、なんか初めのころ、こんなことが、大々的に言われていた気がする。

違う、違うとあのときから疑問でした。


会社休んだら、余計に不安になりましたー‼️でした。振り返って考えてみたら。

確かに、私は自ら「傷病手当て」を申請しました。毎月毎月、診断書添付の状況報告、楽ではありません、当たり前ですが。

だから、生活は辛うじて出来ました、しかし、自宅に居ても何の休養も出来ない、社会人初っぱなのしかも、縁故で休職、もう、最低だわ、と、私は私を責め立てる、こんななら、早くから、時短勤務、をしていれば、と、「れば、たら論」を展開していました。


これもまた、回復を遅くさせていました。

戻らない過去をいつまでも、いつまでも悔いているだけで、私を責めているだけで、何も変化していなかったからです。

これは、うつ病だから言えるわけでなく、普通に「あのとき、NTT株を買っていたら、大儲け出来たよな」など、しもしなかった論を展開する、仕舞いには妬み恨む、こんな人物の思考と何ら変わりなかったのです。


にしても、愚かとはいえ、娘がうつ状態だと聞かされて、取り乱さない親なんているでしょうか?あ、そうなりやすい気質ですから、と、割りきる親がいるでしょうか?

我が家に限ってあるはずがない‼️こう感じるのが親であり、家族ではないだろうか、だから、感じます、誰の責任とか、話し合っている時間が無駄なのです。


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