第11話新人の精神障害者

だんだんと、仕事にも、周りの人間にも慣れてきた。

私は私から話しかけて、待つだけはしないことにする、を徹底していた結果かどうかは分かりませんが、周りとも上手く、やっていた。

と、私の中では思っていた。

社内クーデターというか、よく、揉め事があり、人間の入れ替わりが激しかった、だが、私は私のリハビリだ、と、割りきろうとしていた。

がしかし、障害者雇用+時短勤務による、給与の低さと、どことなく、ギスギスした社内の雰囲気に、いつしか、私も、社内で出来た友人と、悪口大会をしていた。


今考えてみると、決して気持ちは軽くならず、むしろ、帰宅してからも、家族には愚痴を言えず、食べては吐く、摂食障害が、悪化していた。

お金を貯める予定が、スルスルと、何に使ったか忘れたくらいに、無くしていた。


現在私は、実家から離れて暮らしている、だが、知人宅に住まわせて、と言おうか、歯切れが悪い、離れたから、食べて吐き出すも、ビックリするほどにおさまり、こうして、執筆に至っている。

まぁ、この住まいについても、ひと悶着ありまして、違った意味で体調不良が続くようになった。会社を辞めるに当たって、会社と少し 揉めたのと、お付き合いしている人との煮え切らない関係と、一旦終結させたから、疲れが吹き出した、のかも知れない。


思えば、社会人になってから、ずっと、トラブル続き、トラブルも、私が招いたのだが、何で?何で?と、当たりどころのない、怒りに満ちていた。


話を戻すが、私が経理部を辞める3か月前に、同じ部署に精神障害者、が、入社してきた。どんな障害で何に配慮したらいいか全く知らされていない、ままだった。

私が担当している業務の一つを引き継がせる、ということで、私が彼のトレーナーのようにさせられた。と、私は感じていた。


障害者同士分かるだろ?は、止めてくださいね、個人差ありますし、と、直属の課長には、話をしたにも関わらず、やはり、ひとくくりだった。

その新人は、うつ、には見えなかった。話をすると確信に変わった。

話を額面通りに受けて、その、一つ指示しか、出来なかった。

同時に言われたらパニックになります、不安になります、だから、落ち着かせるために喫煙しに行きますと、こうだった、行動を言葉に起こすと。


喫煙は一時間に4回、15分に一度だった。直属の課長は、これは、癖みたいなものだから好きにしなさいと、そう、新人に話したと、新人が私に言った。

入社したばかりで、度重なる喫煙は、何様だ?だったのと、丸一日、一週間、新人にかかりきりだった私は、爆発しそうだった。

というか、課長に、爆発したのですが。


「新人さん、一体なんの障害者なのですか?対処とかどうなのですか?私だけでは抱えきれません」

「あ、なら、あいつには、違うことさせるから。」

答えはこれだった。課長が採用面談したにも関わらず、しかも、課長には、新人は

「僕の取り扱い説明書」が、渡されていたという、これは、新人が、私に話した。

そんなの、知らないし、私のほうが、パニックになった。

なんでも、取り扱い説明書は、就労支援センターの職員の指導だったと。これを出しなさいと言われたからだと。

私にもあげたら良かったですかね?なんて、新人は言ったが、なんだか、ため息だった。

喫煙したいのは、私だよ❗️だった。


入社前に障害者就労支援センターに、通っていたと。これは、課長が差し出した新人の履歴書に、書かれていた。障害の等級から、志望理由まで。

課長は、面談したなかで、一番やる気ありそうだったし、何かしてみたいって言うから採用したと。

だったら、採用見送れ❗️と、私は腸が煮えくり返った。


だが、何もしてもらわないわけにいかない、だって、私よりはるかに高い給与だし、それより、せっかく縁あって入社したのだから、何か得て帰ってくれたらと、私は新人の特性にあった、マニュアルを、独自に作成して、連絡カード、業務達成カードを、作成し、一緒に行動した。


新人の反応は良かった、が、しかし、後にこの新人の言葉により、私は契約打ち切りとなり、更には、自宅謹慎になった。

新人への適切な指導を怠った、チームワークを乱したという理由だった。

新人の言葉、上司からの言葉、直属の課長からの、引導により、だった。


振り返れば、捨ててくれたことを感謝ですが、あの頃と、辞めてから半年は、怒りと憎しみに溢れている私だった。


え?私は会社にも尽くしてない?なのに、辞めさせる?と、頑張ったちゃんな私は納得が行かなかった。

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