40.お姉様はもっと大胆な服でもいいと思うんですが、他の虫共に見られるのも嫌なのが悩みどころです

「ちょっ……!?これは流石に……!?露出高くない……!!?」


店員さんにすすめられドレスを着たお姉様を見て、私は思わず昇天しかけてしまいました。危ない危ない……


店員さんが選んだのは紫色のドレス。お姉様ならどんな色のドレスも似合うと思います。しかし、問題はそのドレスの色ではありません。そのドレスは背中が空いていて、お姉様の絹のように美しい肌が大胆に見えるようになっていて、おまけに、胸もだいぶ強調するような作りになっていて、常々お姉様は私よりも大きいと思って思っておりましたが、やはりそうだったようで、立派な谷間も確認いたしました。


お姉様の素晴らしい艶姿を見て思わずヨダレが……おっと!いけないいけない……そんなはしたない姿をお姉様に見せる訳にはいきませんよ。私。


それにしても……お姉様は常々私の事を可愛いとか美しいとか天使とか仰っていますが、今私の目の前にいるお姉様は全ての美を体現した女神様だと確信しましたわね。私。

お姉様は日焼けされるのを嫌って、長い袖の服だったり、あえてワンサイズ大きい服を着て肌を隠すようなマネをされている為、誰もがこのお姉様の美しさを理解していません。いや、まぁ、他の者にお姉様を見られるのもそれはそれで嫌なのですが……それでも!私は主張してやりたい!お姉様をバカにする者達に!このお姉様の美しさを!!もっと世に知らしめるべきなんです!!


「あ……あの……?アリー……」


ハッ!?いけないいけない!私があまりの時間お姉様を凝視していたせいで、お姉様を困惑させてしまっています!早く言うべき事を言わなくては!


「お姉様!とてもよくお似合いですよ!本当に美しいです!後!店員さんは素晴らしい仕事です!!」


私はお姉様を褒めた後、このお姉様の素晴らしさを表現した店員さんに感謝の言葉を述べさせていただきました。


「ありがとうございます。まだ他にもありますから、見ていかれますよね?」


「はい!もちろん!」


「えっ!?まだ着るの!?」


お姉様は驚いて目を見開いてましたが、店員さんに問答無用で試着室に押し込まれてしまいました。いつもの私なら、そんな事をする店員さんを始末するのですが、この目利きが確かな店員さんの服を着たお姉様を早く見たいので何もしません。


それから、店員さんが選んだ服をお姉様は色々着ていきました。それはどれもこれも大胆な露出の激しい服ばかりで、最後に着たチャイナドレスという、あまりこの国に馴染みのない服を着たお姉様を見た時は、鼻血を出してしまいそうになり、色々と大変でした。


こうして、私達は「シーカーブランド」で色々堪能させていただきました。

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