LINEノベルとカクヨムの収益化システムから見る、「売り方」の未来

作者 蒼風

システムを創造する時代に寄せる入門評論

  • ★★★ Excellent!!!

 出版業界とWEB小説の世界の未来について書かれた評論。

 データを用いず、書き手が考えた未来像を述べているのだが、これが「案外そうなるのかも」と思わされるのは、我々WEB小説の世界に参加している者なら大なり小なり感じ取っているものがあるからかもしれない。

 とにかく既存の出版というシステムが限界にきているのはこれまでに報道された情報で何となく知っている人も多いだろう。
 音楽業界に於いてかつて隆盛を極めたCDという形が今や見る影もなく衰退していると指摘し、それが紙の書籍にも通じると論じるあたりは私個人の見解と一致しており、快哉を叫びたいほどだった。

 全く新しい、これまでにないシステムを創造する必要があるのだ。
 創作に携わる者の端くれとして、自作品だけでなく、それを発表する方法自体を創造する時代に生きているという魅力的な現実は、創作家冥利に尽きると言えるのではないだろうか。

 我々の試行錯誤が未来を形作っていくのだろう。

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