5.二つの”収益化”

 カクヨムは2019年4月1日に新しい取り組みについての発表をしました。それはつまり「収益化」。


 収益化っていうと身構えてしまう人もいるかもしれませんが、要は「小説を書いている作家に直接お金が入る仕組みを作るよ」ってことです。その軸はふたつあります。


 ひとつめは、「広告掲載」。これはもう多分、色んな所で目にする機会があると思うので説明するまでもないとは思うのですが、要するに小説の一部分に広告を掲載して、その収益を作者に還元するというシステムです。


 勿論全てが作者に入るわけではないと思うのですが、現状そのようなシステムはゼロなので、作者にとってはマイナスになるようなものではないかなという感じ。広告も邪魔にならない場所にという事なのでその辺りは大丈夫っぽいですね。そういう見やすさに関しては信頼してよさそうなので。


 ふたつめは、「投げ銭」。これは自分もブログの方でちょこっと書いたのですが、ようするに「作者に直接お金を渡す」というシステムです。既にこの手のシステムはいくつか存在していて、それらと投稿サイトは基本独立していました(note辺りは一緒になってますが)が、今回カクヨムはそれを一体化する、という事ですね。


 これ、凄く良いシステムだと思うんですよね。今までだと作者が利益を得られる瞬間っていうのは、基本的には物が売れたその瞬間、つまりは書籍化したタイミングしか無くて、それ以外はどんなに書籍化に近くても0だったんですよね。それが人気な人であれば、そこそこの収益が入ってくるわけで、それはやっぱり余裕にもつながるわけで、良いなって思いますよね。実際自分も投げてみたい人は思い浮かぶので余計に。


 と、まあ上記の二つが軸で、それ以外にも様々な事を検討していく予定のようです。個人的な話にはなりますが、こういう話。もっとずっと先になると思ってん単ですよね。ややきつい言葉にはなりますが、カクヨムは出版社が絡んでいるので、分かりやすく自分の利益にならないことってやらないと思ってたので。


 ただ、実際この取り組みがカクヨム側の利益にならないかっていうと、間違いなくなるんですよね。実際収益化が簡単となれば人も集まりやすくなりますし、そうなってくれば当然、良作を書ける人も集まりやすくなるわけで。そういう環境ってカクヨムサイドからしてみれば最高な状態なんですよね。そのフェースに足を踏み入れたのは凄く良かったかな、と思いますね。



【ざっくりポイントまとめ】

・カクヨムは、小説を書いている作家に直接お金が入る仕組みを作ろうとしている。

・ひとつは小説に広告を掲載してその収益を還元するシステム。

・もうひとつは作家に直接お金を投げるシステム。

・上記のようなシステムは一見カクヨム側にはメリットがなさそうだが、実は大きなメリットとなっていくものである。

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