第20話 いや知らん。

「ふむ、なぜか君しか来ないな」

 真面目に部活へ来たのに、そこに三人の姿はなかった。

 バイトを始めたらしい。

「小遣い稼ぎくらい俺様が紹介したものを」

「へー、どんなです?」

「おいおい、ここはなんの部活だと思っているんだ駄犬」

 いや知らん。

「ここは剣部!」

 いや知らん。

「有名だろ〜?」

 聞けよ。

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