第102話 変わらないところ。

私は昔に比べて何か変わったのかなーと

ふいに考えてみました。


痛々しく恥ずかしい頃に比べたら

だいぶ白黒ではなくグレーな考え方になり

物事を突き詰めなくなった様に思います。


答えを探さなくなったというか。


人間関係においての、

今この場での正解は何!?

ということは、今でもちょいちょいありますが。


それ以外の答えは曖昧でも

気にならなくなりました。


むしろ、曖昧のままにしておきたい。


分からないものこそに惹かれるので。


分かってしまった途端に魔法が解けてしまうような…そんな気もするのです。


例えば、ミステリアス男子が

本当はなにも考えていなかった事とか。


なーんだ(がっかり)と思います。


じゃあ、一体何を考えていれば

「素敵!」になるのでしょう。


自分とは何か…とか?

哲学的な事とか?、

難しい数式についてとか?

生きるとは?

今日の夕飯なんだろな?



どれもピンと来ません。



でも、物憂げにしているだけで

あの人は何を考えているんだろう♡

となれる、本当に簡単な人間がここにいます。


がっかりしていたはずが、

この人だけは違うかも?なーんて思って(笑)


事実、何も考えていないらしいと

分かっても

まだどこかで予想外の期待をしている。

懲りない私がいるのです。

結局何も変わっていない!!


変わったのは、

少しの考え方と外側だけなのでした。



未だに何年も前の「魚喃キリコ」のマンガを読んで

痛いけどいい!!と思っているし。


好みも「ゆるさ」というジャンルが加わっただけで

その他は何も変わっていません。



年齢だけが先を急ぎ

追い越していき、

私がハァハァ言いながら

追いかけている気分です。


たまにそれが逆になり

追われている気分にもなったり。

追いつかないで〜と(笑)



ふと、こんなことを思うお年頃なのでした。


そして、10年後も同じ事を言っている気がします(笑)






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