第50話 侵入じゃなくて潜入⑧

パタパタパタ…プロペラがどんどん早く回り遂に空中に浮き上がった。

怖ぇぇ。

これは高いところが苦手ではない人だって恐怖すると思う。

ヘリコプターがかなり揺れているなか俺はヘリコプターのドアから身を乗り出し銃を構えないといけなかった。この身を乗り出す行為。これがめちゃくちゃ怖い。

もちろん命綱などが付けられているし、安全の為か巨大なプールの上を飛んでいる。だが、俺の頭にはあの関西弁の言葉が出てきていた。

この高さから落ちたら水面もまるでコンクリの用に…。

「はい。次のシーン敵役の人はは下に落ちてください」

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