20000PV突破特別番外編 初期の『桜井さんがいつも怒ってます』

プロローグ

 「フッフッフ。この席を引き当てるなんて僕は、運がいいな」

そう思いながら席を動かしていた。なんたって僕は、この中学三年に上がるまで、呪われてるかのように、小中ずっとど真ん中の一番前の席をキープしていた。だが、その呪いも今解放された。僕は、教室の一番後ろの窓側の席、つまり教室の一番端っこの席を取ることができたのだから。さらき、席替えのもう一つの楽しみ、となりの子だ。となりの子は、学校で有名な桜木さんだった。勉強にスポーツも出来て、さらに雑誌のモデルにまでスカウトされるくらいの美女だ。そんな桜木さんと席がとなりになれた。絶対に友達になってやる。そう思っていた…。


一話

今日も桜木さんは、怒っている。僕の隣に座る桜木さんは、勉強、スポーツなんでもでき、美人で学校の人気者だ。昼休みも終わりみんな眠たそうに授業を受ける中桜木さんは、隣の席で消しゴムをカッターで削っている。そして、10分もかからずにただの消しゴムが人の形になった。それに色を塗っていく。僕は、気づいた。この消しゴム人形は、隣のクラスの石井君だ。金髪のヤンキーだが、イケメンで人気者。そう言えば誰かが石井君が昼に告白するって聞いたような。思っていると、可愛い二頭身の石井君人形が完成していた。まさか…石井君にあげるのでは、思った瞬間注射器を射し込んだ。なぜ注射器?色々おかしいが怖いからほっておこう。石井君人形をカッターで◼️◼️◼️(想像にお任せします)した。それから◼️◼️◼️したとことから、赤い液体が出てくる。グロすぎる。あの可愛らしかった石井君人形が無残な姿に変わっていく。桜木さんは、石井君人形を無残な姿に変え終わったら片付けてニコニコしている。これは、あとで誰かに言わないと…。自分の足元に何かが転がっている⁈

消しゴムで出来た僕の顔だった。こぇー

誰か助けてください。

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