第37話 サプライズ②

なんとか桜井さんの誤解を解くことに成功した俺は文化祭実行委員を呼んでこの事を話した。

「どうしましょ。みんなルビーちゃんを待っているのに」

いったいルビーちゃんはどこに行ったのか。

「話は聞かせてもらったわ」

控え室に人がゾロゾロと入って来た。

「あのー。どちら様ですか?」

俺が入って来た人に質問すると、実行委員の人と桜井さんが驚いた。

「優希知らないの?有名なアイドルグループの人達よ」

どこかで見たことのある人達だなと思っていたらそういう事か。でも、なんでそのアイドルグループがここに?

「私達はルビーちゃんの応援に来た。そして、ルビーちゃんが居ないって言うのを聞いて助けようと思ったの」

な、なるほど。

アイドルグループのリーダーが俺の手を握りながら言ってくるから正直圧がすごい。

「だから、私達がライブをして時間を稼ぐ。その間にルビーちゃんを連れてきてね!」

どんどん俺に近ずいて言ってくる。

「わ、わかった」

「それじゃあ。お願いねー」

実行委員とアイドルグループの人達は行ってしまった。

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