第18話 会ってみたい人①

数日後

授業中、眠い。

理由は、夜遊びをしてるからだ。

昨日も光と俺、そして、霧街さんの三人でぷ〇ぷ〇を一晩中やっていた。

相馬は、夜の学校に行くのは嫌そうだったので呼ばなかった。


今日も三人でゲームなどをするためコンクリートの部屋に向かう。

大きな扉を開ける。

ガラスと鉄の扉しかなかったコンクリートの部屋が…

なんということでしょう。

光―匠の手によって、床に畳が敷かれ、ゆったりとした空間に。そして、真ん中に置かれているちゃぶ台は、優希お気に入りのちゃぶ台。匠がちょうどいいからと優希の家から持って行った物を使用。部屋の端には、本棚も置かれています。

「いや、ちゃぶ台、返せ!」

「勝ったら、いいわよ」


数時間後

「ば、ばたんきゅー」

「…弱い」

「優希弱すぎ」

この二人、強すぎる。

「決着をつけようか!」

「…望むところ…」

さらに数時間後

「…勝った〜…」

「ま、負けた。この私が…」

霧街さんが、勝った。

「さぁ、優希に願いを一つ言いなさい」

えっ⁉︎俺に?

「…じゃあ、会ってみたい人がいるんだけど…」



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