ある日の昼下がり

窓を開けると裸の男

向かいのマンションの窓際に

裸の男が一人いた


窓の下には道があり

道では人が歩いている

裸の男はチラチラと

歩く人へと視線を送る


けれど誰も気づかない

気づいてもらえない裸の男

気づいているのは私だけ

そんな私も裸の女

けれど私も気づいてもらえない

裸の男は気づかない


裸の男と裸の女

そんなある日の昼下がり

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