休日
おれは
寝ていた
昨日は
夜勤だったから
昼近くまで眠っていた
表を
車が走っていた
そのままどっか行ってくれれば良かった
だが喚き散らした
わざわざ住宅地の路地にまで入って来て
のろのろ移動しながら
日曜日
無料ですからお願いですからミニコンポやバイクを無料でください
と嘆願していた
「無料で不要な物を無料で無料で回収いたします」
そのようなことを述べた
お前を回収してとっとと消えてくれ
心底そう思った
布団を頭から被った
だが路地の行き止まりまで行くと再び戻って来た
うんざりなんだよ
日曜日
何もする気が起こらない
平日の後遺症が休日の楽しみを奪う
ただ仰向けになって死んだようにそこにいるだけの時間の過ごし方
そして明日からはまた何の意味も無いくだらない仕事が始まる
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