ワンダフルワールド
チューリップに
はちみつを垂らして
それを手に持ちながら
虹の上を歩こうよ
そのような主張をした
誰かの耳に
詰め込んだ
拒否権は無い
愛と自由と平和を
箱に入れ手当たり次第に着払いで送り込んだ
モグラからの抗議があった
「モグラはどうなるんですかあ!」
地面から突き出した鼻が怒りでひくひくとしている
「モグラはどうなってもいいんですかあ!」
おれは人類を代表し言った
「あなたたちは今までみたいに薄暗い地面の中でもぞもぞ生活していればいいじゃないですか」
モグラはこの発言に呆気に取られた
まさかそのような見解を真顔で述べられるとは思ってもいなかったのだ
おれはモグラの反応を無視してクラッカーをばりばり頬張った
それは凄まじくうまい
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