真っ白な日記より虚しいものは無い


鳩が炎上した

おれのすぐ真横で

ふーん

おれは思った

鳩が燃えてるじゃん

どうしてそうなったのかには興味無かった

おそらく自然発火

そんな訳はないのだが

どっちでもいい気がした

特に無しは空中に浮遊している

鳩と炎上のコラボ

死んだ鳩の煙が上空に立ち昇った

「ぐんぐん昇れ」

もちろんおれにそう命令されなくたってそうする

だが言葉にすることにより自らが積極的にその現象に関与しているかのような錯覚を得ることが出来るのだ


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