初めてでもわかる射殺


銃弾はわたしの胸を貫通した

まず最初にわたしの表面の皮膚に触れた

そのあとそれを突き破り体内へと侵入して来た

「中に入ってもいいですか?」

随分、礼儀正しい銃弾だなと思った

「ええ、いいですよ」

わたしは答えた

銃弾は体内へと侵入し暫くうろうろしたがやがて背中から出て行った

そのような説明をしている場合ではないのだ

死ぬ


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