おれは詩人だ
おれは詩人だ
だが何も書けなかった
そんな日々が続いた
詩を書く
それには色々なやり方があるらしい
その全てを試みた
駄目だった
決定的に何かが欠けていた
それだけはわかった
大切なものが何処かへ遠ざかってしまった
それはかつて自分のすぐ身近にあった筈のものだった
今ではそいつの正確な名前すら思い出せない
虹色の豚が脳内を泳いでいる
質問をしても良いのだろうか?
(お前は一体なんなんだ?)
おれが今、欲しいものは
おれの内側に既に用意されている
だがおれの中に用意されているものにおれ自身の手が届かないのだ
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