日照権を返せ


おれは

お前を

ぶん殴った

するとお前は空中で三回転半した

そして地面に落下した

雑草が生えていてそいつらがこぞってお前を受け止めた

本当は受け止めたくなんてなかった

だが動けないから仕方なく受け止めることにしたようだ

空から人間が降って来た

いい迷惑

そんな感じだった

その行為には優しさなんて微塵も無かった

お前は名も無い雑草にとってすら不必要な存在だった

この世界にいなければ良い

そのような扱いを受けた


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