わたしの戦場


わたしは

上手に

踊れているのかな

この戦場の

最前線で

とても危うい

均衡の上で

まるで

何もかもが上手くいっているみたいに

振舞えているかな

それに

どんな意味があるのかもわからずに

ただ

わかったふりだけをして

真実をなぞって

そして

銃弾が

飛び交っている

自分だけは助かるに違いないだなんて

そんなのただの思い込みなのに

運命なんて

存在しないのに

わたしは間違いなく

ある日、突然、死ぬ

その時は

さよならを言う機会も与えられないだろう


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る