多数決に殺されるまで
真っ直ぐな道を
転げるようにして
おれは歩いていた
誰がどう見ても
歩いているようには見えなかったらしい
問題はこのおれだ
おれが歩いていると言ったら
そうなのだ
おれは警官になった
ある日な
この世界の正義を遂行するためだ
一体どこで何を間違えてしまったのだろう
幼女の下着の中に手を突っ込んだりしながらそう思う
(………完全に狂っている)
それは間違いなかった
おれか世界のそのどちらかが途轍もなく狂ってしまっているのだ
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