アカシックレコード物語

作者 丸井愚円

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★★ Very Good!!

 設定が秀逸です。

 他の人が「知りたい事を即座に知る能力」を設定すると、それは相手の全てを掌握してしまう能力にしてしまうのではないでしょうか? 的の全てを掌握し、ストーリー展開は主人公が敵に挑むのではなく、敵が挑んでくる――それも斃されるためだけに挑んでくるような構図になり易い。

 しかし本作のコデックスは、いってしまえば「必要な時に必要なものだけが出てくる」という印象を受けました。

 そのため、自分の立ち位置や間合い、手持ちが分かっていない序盤では、重要な要素ではあるものの、本当に切り抜ける切っ掛けにしかなっていません。

 強力であっても自分自身が成長しなければ宝の持ち腐れであるからこそ、成長があり、敵、そして「現実」に挑む緊張感が生まれている、というように感じます。

 チートはあると作者は言いますが、17話まで読んだところ、主人公が持つ唯一のチートは「読者の期待と応援」だと感じました。

★★★ Excellent!!!

所謂デスゲーム系と言われるものでしょうか。
主人公は神様主催の鬼ごっこに半強制的に参加されられ、命がけの鬼ごっこに身をつやします。

そんな彼の相棒となるのが彼の中に存在するとある存在なのですが、これがまた某魔法少女のマスコットキャラクターの様に、極めてデジタルな思考の持ち主で主人公の不遇っぷりが一際眩しい輝きを見せます。神様につかまって首を切られる前に、この存在によって胃に穴が開いてしまうんじゃないかと言う不遇っぷり。

二つの大きな存在の前に主人公はゲームの駒でしかありません。

主人公の明日はどっちだ!