繋ぐ思いと仲間達が紡ぐ絆の物語

第2章【それぞれの覚悟と信念が交差する】

第79話【旅立ちの珍道中編その1】


 ミフィレンや弟子達に見送られ、屋敷を後にしたアイナ一行。


 限られた猶予の中で、【晦冥の奈落】の最深部にあるとされる【えいえん】で、ニッシャをべなければいけない。


 その場所へ行くにも一筋縄では行かないみたいだ。


 アイナは協会からの情報を元にして、大まかに五段階の山場があると説明をする。


【第一の関門:出入口】

(危険種が蔓延はびこる険しい山を幾度となく越えた先にあり、出入り口は数多くある)


【第二の関門:深洗礼】

(深さを増す程に水圧が肉体を締め付け、不自由な行動を強いられると同時に、急な環境変化により、重度の魔力酔いを起こす可能性有)


【第三の関門:中枢部】

(ここでは目視はおろか陽の光も届かず、危険度level-Ⅲが基本であり、個々に縄張り意識が強いため、ルートを誤れば死に繋がる)


【第四の関門:守護神】

(晦冥の奈落において、双壁そうへきと言われているネオ捻海竜王リヴァイアサンが存在。それは優秀な魔法使いの探知魔法ディテクションでも、その姿の5分の1も情報が得られていない。古くから厄災や神災の象徴とされており、魔法協会で手が負えない存在のため禁忌タブーとなっていた)


【第五の関門:到達点】

(世界で唯一の命の灯火があると言われ、生命の起源と言う逸話も存在する程の場所であり、えいえんを求め幾多の危険種が挑もうとしたが、守護神の前に破れ去っている)

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