本当のEpilogueへ

***



「きっと、この子の世界もあるのね、ね?」


 太陽に晒された窓際で、ティティは下腹を撫で、今日も商人の帰りを待っている。ここは古代王国アケトアテン。ラムセス王が統治する、偉大なる王国だ。そして、間もなくわたしは、出エジプトで、珠のような王子を産もうと思っている。


 父と母の待つ、エジプトなる、新たな国へ――。



 太陽と、月が織りなす悪夢は、もう、視えない。

だから、わたしは恐れずに、イザークと進めばいい。

 スカラベは、少しばかり黄金の変容を始めていた。


 毎日をイザークへの恋心で彩り、愛されることを願い、生きていく。

 様々な命を繰り返し。時には神に逆らいながら。黄金に日々と笑顔を彩って。



 

 ――世界を変える美女(ネフェルティティ)と呼ばれるその日まで――。



〈了〉

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愛を貫く王子と宝玉呪術師は、古代神に反逆する! 結愛みりか @Drimica

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