第153話 古巣に向けて②
一段落した後に全員集まって、見張りの順番を決めるための話し合いを始めることとなった。
「見張りのことなん――」
「ケビン君と一緒がいいわ!」
「それはズルい」
ケビンが話し終わる前にティナがいきなりペア宣言すると、ニーナがそれに食らいついた。
「ティナさん、面倒くさいから話を遮らないで」
「……ごめん」
「で、見張りのことなんだけど、見張らなくていいからみんな寝ていいよ」
「え? ケビン君がずっとするつもりなの?」
「ケビン様、さすがにそれは許容できかねますな」
「そうです。そういうのは使用人に任せるべきです」
「私たちで見張りを行いますので、休まれてください」
「お母さんもそれは許可できないわ」
「まあまあ、言葉足らずな説明で悪かったけど、俺も寝るつもりだから」
「じゃあ、誰が見張りするの?」
「誰もしないよ」
「ケビン、お母さんにもわかるように説明してくれるかしら?」
「俺のスキルを使って見張ってもらうことにするんだよ」
「そんなスキル聞いたことがないわよ」
「マイケル、貴方は何か知ってるかしら?」
「私もそのようなスキルは聞いたことがございません」
「ケビン、本当にそんなことができるの?」
「んー、ここにいるのは身内だからいいか。今から話すことは他言無用で」
「ケビン? ティナさんとニーナさんは身内じゃないわよ?」
「あぁ、その説明をしてなかったね。俺が記憶をなくしている時に、嫁にしてって言われたんだよ」
ケビンがなんてことのないような感じで爆弾発言をすると、ライラは四つん這いになり項垂れ、ニコルは固まった……
「ライラどうしたの?」
「ショックが大きすぎます。頑張ろうとした矢先に、崖から突き落とされた気分です」
「ニコルも?」
「はい……絶望に打ちひしがれています」
ライラとニコルは使用人らしからぬ言動をするが、特に咎める者はここにはいなかった。
「ニコルもライラも嫁候補だよね?」
その言葉にニコルはフリーズから復帰し、ライラはすぐさま顔を上げ、2人してケビンを見つめる。
「「え……?」」
「俺のことが好きなんだよね? どうなるかは2人次第だけど、ニコルとライラを現段階で絶対に娶らないとは言った覚えはないよ」
「で……では……?」
「まぁ、偉そうに聞こえるかもしれないけど、俺から言えることは引き続き頑張れってことだよ。母さんからも言われたんだよね? どうなるかはニコルたち次第だよ」
「あ、ありがとうございます」
「誠心誠意、勤めさせていただきます」
「ケビンったらしばらく見ないうちに、益々女の子の扱いが上手くなったのね。やっぱりお嫁さんは沢山できそうだわ」
ケビンはサラの言葉が腑に落ちなかったが、脱線した話を元に戻すため軌道修正をする。
「その話は置いといて。これを言うと隠していたことを母さんが拗ねてしまいそうで、中々言い出せなかったんだよね」
「お母さんに、何か隠し事してるのは知ってるわよ」
「えっ!? そうなの?」
「マリーとのお茶会の時に教えてもらったのよ」
「マリーって王妃様だよね? 一体何を聞いたの?」
「聞いたのは洗礼の儀式の時に、スキルと加護を貰っていたことよ。ケビンの行動が怪しすぎるって指摘されたの」
その言葉にケビンはおろか他の者たちも驚愕した。ケビンはマリアンヌ王妃の勘の鋭さに、他の者たちは洗礼の儀式でスキルだけではなく加護すらも貰っていたことに。
「きっとケビンはそんな事が知れ渡ったら、お母さんに迷惑がかかると思って隠したのでしょ? だからお母さんはケビンが言うまでは、知らないふりをしておくことにしたの」
「参ったね。じゃあ、心置きなく教えることにするよ。俺の元々持っているスキルの1つに【創造】っていうのがあって、これはありとあらゆるものを創り出すスキルなんだよ」
「お母さん、初めて聞いたんだけど。マイケルは何か知っているかしら?」
「いえ、私も初めて耳にしました」
「ティナさんやニーナさんは聞いたことがあるかしら?」
「私は聞いたことがないですね」
「私もないです」
「ニコルとライラは知っているかしら?」
「お恥ずかしながら存じておりません」
「私も知りません」
全員が知らないとなったところで、サラがケビンに尋ねる。
「ねぇ、ケビン。そのスキルはどんなものなの?」
「さっきも言った通り、ありとあらゆるものを創り出すスキルだよ。代償は必要だけどね」
「それがあるとどうなるのかしら?」
「わかりやすく言うとスキルや魔法を作ることができるし、物も作ることができる。記憶がないときの俺は、このスキルで地図の役割を果たす【マップ】というスキルを作り出していた」
「地図のスキルがあるの!? お母さん、初耳だわ!」
「その【マップ】の機能に、馬鹿みたいに付属効果を付けて作り出しているから、ありえないぐらいの性能になっているんだよ」
「ケビン君、どのくらいありえないの?」
「まず、普通に地図として使えるのはもちろんのこと、その地図に魔物の配置を付け加えることができて名前を知ることができる。逆に位置を知りたい魔物の検索もできる。対象は魔物に限らず人や物でも可能。それから、表示されている対象が俺に対して友好的、中立的、敵対的かに分けることができる。更に【無限収納】と関係性を持たせて、地図で検索したものを回収できるようにしてある。あとは、時計機能にアラーム機能かな。他にも色々ありそうだけど、底が見えないんだよ」
「それが事実なら、ケビン君って詐欺被害にあわないよね? 悪い奴が騙そうと思って近づいてきても、バレバレってことだよね?」
「まぁ、そうなるね。【マップ】に表示されるから」
「今まで魔物討伐が簡単すぎた原因がようやくわかったわ。そのスキルを使えば、どこにいるか一目瞭然だものね。探す必要がないわけね」
「つまり、このスキルがあるから見張りがいらないってこと。魔物が領域内に現れても俺に対して知らせるようになってるから」
「さすがケビンね。お母さんの自慢の息子だわ」
「ケビン様、ちなみに、その効果範囲はどのくらいでございましょうか?」
マイケルはいくら凄いスキルであっても、効果範囲が狭ければ意味をなさないと思いケビンに尋ねるのだったが、返ってきた言葉は予想を遥かに上回るものだった。
「ちょっと試してみるよ……」
周りの者が固唾を飲んで見守る中、ケビンはスキルの検証を始めた。しばらくした後、ケビンが口を開く。
「……多分だけど、無制限だね。さすがに行ったことのない場所までは地名すら知らないからわからないけど。知っている場所や行ったことのある場所なら周辺全体を表示できるみたいだよ。」
「っ!?」×5
「あらあら、ケビンは凄いのね」
「だから、今も来たことのない道を通ってきたけど、領域に入った時点でここら一帯の全てが表示されているよ」
サラを除く5人は驚愕したが、サラだけはケビンのことになると無条件で受け入れるため平常運転であった。
「けど、どれだけ効果範囲が広くても、そのまま使ったら無意味ではあるけどね」
「ケビン君、どうしてそのままだと無意味になるの?」
「例えばこの国の地図を広げたとすると、全領土を載せないといけないから、一つ一つの街や村は必然的に小さくなる。その上で、交易都市にいるガルフさんたちを載せるとしたら、駒を使って街にポンッと置くしかないから、街のどこにいるかまではわからないでしょ? 街自体が小さく書かれているから、その中の建物とかは更に小さくなるし、人の位置なんて把握出来ない。結果的に街に駒を置くだけで、現在地の細かな位置まではわからない状態なんだよ」
その話を聞いてマイケルが口を開いた。
「まるで、戦争時の軍略会議のようですね。確かにそのまま使っては大まかな位置は掴めても、細かな位置まではわかりません」
「つまり、地図を拡大してから使うのが正解ってことね」
「そういうこと。だから、俺を中心に半径200メートルで敵の警戒をしていれば、見張りがいなくて魔物が近づいてきても対処が可能になるんだよ。幸いこの付近の魔物は、飛んでくるような攻撃を仕掛けてくるやつはいないからね」
「でも、そんなスキルを作るのに、一体どんな代償を支払ったの?」
最もな疑問を、ティナがケビンに尋ねた。
「命だよ」
「っ!?」×5
「ケビン、それは聞き捨てならないわ」
「そうよ、ケビン君! そんな危険すぎるスキルは使わないで!」
あまりにも支払う代償が大きかったために、この場にいる全員が難色を示した。
「まぁ、実際は魔力が全然足りなくて、代わりに体力を瀕死になる前まで、持っていかれたってところだよ。命を差し出していたらもう俺は死んでるしね」
「やっぱり危険よ!」
「それをやったのはケンだから、俺じゃないよ。ある意味、俺ではあるけど」
「ケビン、今後もそのスキルを使うのかしら?」
「使うだろうね。使わないと宝の持ち腐れになってしまうし、ちゃんと加減はするよ」
「お母さん、それでも心配だわ。もしケビンが死んだらどうしたらいいの?」
「俺としての記憶が戻った以上、死ぬことはないよ。ケンが失敗したのは、記憶を失って何もわからない状態なのに、不用意にスキルを使ってしまったことだから」
「ケビン様、代償を代替はできないのですか?」
「できるよ。でも、スキルを使うのにどっちみち魔力は必要になる。代替は作るものによるかな。武器を作るなら素材が必要なように作る対象によって代替は変わってくるから、何もない状態で作るとその分代償も大きくなる」
「ケビン、くれぐれも無茶はしたらダメよ。ケビンがもし死んだらお母さんも後を追うからそのつもりでいてね」
「いやいや、父さんはどうするのさ。母さんが死んだら父さんが悲しむよ」
「それならケビンは、生き続けなきゃいけないわね。お母さんやお父さんを悲しませないためにも」
「はぁ……わかったよ。両親を悲しませないためにも、無謀なことはしないよ。そもそも、母さんなら俺の性格知ってるから、そんな事にならないってわかってるよね?」
「私に似て面倒くさがりだものね。でも、心配なのはどうしようもないのよ? ケビンも子供が出来たらきっとわかるわ」
「結論として見張りは必要ないから、みんなゆっくり休んで構わないよ」
そう結論づけたケビンに、サラが当たり前のように告げる。
「ケビンはお母さんと寝ましょうね」
「「あっ!」」
「「……」」
驚きの声を上げたのは、ケビンではなくティナとニーナだった。ニコルとライラはどこか羨ましそうな反応を見せていた。
「いいよ」
ケビンはサラの言葉に渡りに船と思い、了解の意を示した。ケビンとしては、ティナやニーナと寝るのには恥ずかしくて抵抗があったのだ。
いくら記憶のないときに散々寝ていたとしても、記憶が戻るとその時の情報が頭の中に残っており、記憶のない自分のしてた行為が恥ずかしくて悶絶してしまうのだ。
「「……うぅ……」」
ティナとニーナは、さすがに母親からケビンを奪うわけにもいかず、抵抗らしい抵抗もせずに諦めるしかなかった。
しかも、ただの母親ではなく伝説の元Aランク冒険者なのだ。気が引けてしまうのも仕方がないといえよう。
そんな2人に対して、神からのお恵みのように言葉が降り注がれる。
「ティナさんとニーナさんは次の機会ね。今日は久しぶりに親子水入らずで過ごしたいの」
「「――ッ!」」
(……なん……だと……)
ティナとニーナはその言葉に歓喜した。しかし、そこで驚愕する者が1人いた。
「ずっと母さんと寝るんじゃないの!?」
「あらあら、ケビンは甘えんぼさんね。そんなにお母さんと一緒にいたいの?」
ケビンとしてはティナたちと寝るよりも、母親であるサラと寝る方が抵抗がなかったからだ。そして、その言葉に2人は落ち込んでしまう。
「「……そんなぁ……」」
「ケビン……2人にもお世話になったのでしょう? 一緒に寝てあげなきゃ可哀想よ?」
「……記憶が戻った以上、恥ずかしいというかなんというか……」
「1回寝てしまえば大丈夫よ。恥ずかしいのは最初だけだわ」
「……はぁぁ……わかったよ。心の準備だけはしておくよ」
「「やったぁ!」」
ティナとニーナは、ケンの言葉に喜んでハイタッチした。そこで、モジモジと何か言いたそうにしているライラと寡黙を貫いているニコルに、目ざとくサラが気づいた。
「ライラ、頑張らなきゃダメよ? 私もケビンもそう言ったでしょ? ニコルもよ? 平気なフリをしていたらケビンは逃げていくわよ?」
サラからの後押しで、ライラが意を決したように思いを口にする。
「ケ……ケビン様! わ、私も一緒に……寝たいでしゅ!」
「僭越ながら私も……」
ライラは勇気を出して思いを口にしたが噛んでしまい、元々の恥ずかしさと噛んでしまったことへの恥ずかしさで、真っ赤な顔が更に赤くなるのであった。
「え……ライラとニコルも……?」
ケビンはまさかライラとニコルまで参戦してくるとは思わず、呆気にとられた。
「ケビン、ライラとニコルが頑張ったんだから、応えてあげなきゃダメよ? 貴方も頑張るように言ったでしょ?」
またもやサラの援護射撃により、ケビンは逃げ道を塞がれるのであったが、無駄だと思いつつも抵抗を見せる。
「母さん、直接的な応援はしないんじゃなかったの?」
「お母さんは、“ライラたちと寝てあげて”とは口にしてないから、直接的じゃないわ。頑張るように応援しただけだから間接的よ。だからセーフなのよ」
なんとも言えないサラの持論に、ケビンは項垂れるしかなかった。
「はぁぁ……ニコル、ライラ……順番は2人の後でいい?」
「「ありがとうございますっ!」」
そんな一連の流れを見ていたマイケルは、ニコルとライラが喜んでいる様を眺めては温かく見守っていた。
話し合いも終わったことで、サラからお風呂に入ろうとケビンが誘われると、ティナとニーナが後に続き、更にはニコルとライラまで一緒に入り出すという状態になるが、ケビンがマイケルに視線で助けを求めると、ニコニコと微笑んで「ニコルたちをお願いします」と言われ、またしても項垂れるのであった。
「はぁ……何でこんな事になったんだろう……」
ケビンはバスチェアに座っており、何をする訳でもなくボーっとして、現状から目を背けていた。
ケビンの周りには、ティナやニーナ、ニコルとライラがそれぞれケビンの体を洗うために奉仕をしていた。
サラは一足先に体を洗い終わって浴槽に浸かってから、ケビンの様子を楽しげに見守っていた。
「ケビン君、気持ちいい?」
ティナはどこで覚えたのか、自分の胸を使いケビンの背中を洗っていた。最初は普通に洗っていた筈なのにティナがその行為をしだすと、負けじと周りの女の子たちも真似をしだした。
「……気持ちいいですよ」
「よかったわ」
「私も頑張ってる」
「ニーナさんも気持ちいいよ」
「ケビン様、私たちのは気持ちいいでしょうか?」
「あぁ、気持ちいいよ」
ケビンは、既に諦めモードと化しており、聞かれるがままに答えていた。そんな様子のケビンに、サラが声をかける。
「ケビン、何だか王様のようね。将来は王様になるのかしら?」
サラの言葉にケビンは勘弁してくれと心の中で思う。どうからどう見ても行きつく先は、ハーレム王しかありえないからだ。
体を洗い流されたケビンは浴槽に浸かるが、サラに引っ張られて引き寄せられると、サラの両足の間で背を向けて座る状態となり、抱き寄せられるのであった。
「ケビンと、こうしてお風呂に入るのはいつぶりかしら? 大きくなると恥ずかしがって入ってくれなかったから、お母さんとても寂しかったのよ?」
(そりゃあ、俺からしたらいくら母親と言えど、前世の記憶があるために綺麗な女性にしか見えませんからね!)
「母さんが綺麗なのが悪いんですよ。母親として見るのに物凄く苦労するんですから」
「あらあら、嬉しいことを言ってくれるのね。でも今はお父さんのお嫁さんだから、ケビンのお嫁さんにはなってあげられないのよ?」
「……母さん……いくら何でも母親とは結婚できないでしょ?」
「あら? ケビンは知らないの? 王族とかは近親婚とかあるわよ? あとは……部族によってもそうね。より強い血脈を残すために、そういったこともあるのよ。実際に証明されていることだから」
(マジか!? 異世界どうなってやがる!?)
「……」
「だからね、私とケビンが結婚してもおかしくないのよ?」
「それは驚きの新事実だね。天地がひっくり返ったかのようだよ」
「ふふふっ、良かったわ」
「え? 何が良かったの?」
「お母さんと結婚できるって言っても、ケビンが拒否しなかったからよ。それはつまり、お母さんのことが嫌いじゃないってことでしょ? さっきの言葉も、お母さんを喜ばせるためのお世辞じゃないってわかったからよ」
「そりゃあ、母さんは魅力的な女性だからね。父さんが羨ましくて奪いたいぐらいだよ」
「ありがとうケビン、大好きよ」
「俺も母さんのことは好きだよ。大事に育ててくれているのがわかるし」
「ケビンは本当にいい子ね。お母さん産んで良かったわ」
「俺も産んでくれて感謝しているよ」
サラとケビンが和やかな雰囲気を醸し出していると、体を洗い終わった女性陣が次々と浴槽に入りだした。
「やっぱり野営でお風呂に入れるなんて最高だわ」
「ケビンに感謝」
「私もこの様な体験をできて、誠に感謝が絶えません」
「私もお風呂に入れて嬉しいです」
「まあ、ゆっくりと満喫してよ」
「お礼にケビン君は私たちの体を満喫してね」
ケビンがティナに視線を向けると隠しもせず、その暴力的なまでのボディを惜しげもなく見せつけるのであった。
「はぁぁ……少しは恥じらいってものを持ちなよ」
「ちがっ、ケビン君だからだよ! 他の人にもするわけないでしょ!」
「本当に?」
「当たり前じゃない! 見せるのはおろか触らせるのだって嫌なんだから!」
「とりあえず、恥じらいは持とうね? パッと見痴女だから」
「うっ……」
「ティナは痴女」
「ぐぬぬ……ニーナまで……」
その後、お風呂でのリラックスタイムはお開きとなり、ケビンはサラとともにテントに入って、これまでの旅の出来事を話しつつ眠りについたのだった。
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