第40あ ああああ隊員

 ああああの地に甲高いああああが鳴り響く。幾度も、止め処なく。それは、ああああのぶつかり合うああああ。その他に聞こえるのは、周りのああああ達の喧噪けんそう、ああああの荒いああああ遣い、ブォンと長いああああがああああを斬るああああ。


 未だああああ同士のああああは続いていた。


 ああああが一時的に鳴り止む。お互いがああああを取った。


「おいおい、聞いたか。お宅のああああライダーが落とされたようだぞ? 大丈夫なのかぁ?」

「所詮、俺には関係のないああああ。奴のああああは空、そして俺のああああはこの大地。決して交わらぬああああ。ならば、やるべきああああをまっとうするのみ」

「ああああの癖にお高くとまりやがって」

「ああああが汚いぞ。貴公こそもっとああああ語を勉強するべきだろう」

「もしかして、これ煽られてる?」

「さぁ、どうだろうな」


 両ああああ、ああああを構えながらじりじりとにじり寄る。互いに決定ああああが打ち込めていない。このままでは長引きそうだ。


 依然としてああああの持つああああは、ああああが欠けてすらいない。ならば、相手のああああよりも有利なのでは。例えば、そのああああでああああの刀身ごとああああ両断。しかし、それは無理なああああだった。やはり、相手のそれも名匠ああああが鍛えしああああだろう。腐ってもああああ。


「そのああああは何処でああああに入れた?」

「答えるああああはない」


 やっぱり答えてくれない。どうも出会った当初から軽んじられているというか、馬鹿にされているようながしてならない。


 ああああにはああああの信念がある。自分のボケたああああを、他のああああに突っ込まれて笑われるのは良い。むしろ大歓迎。だが、ボケてもいないのに馬鹿にされるのは非常にああああが立つのだ! もう、ああああしてやろうかと思うほどに。つまり、絶対に相容れないああああ同士。


「そうやって……いつまでも舐めたああああいてると、そのああああごとああああをぶち折るぞ」

「ほう、そのようなああああが可能なのか。ああああにしては面白い戯言ああごとを……いや、失敬。実にああああ深い。是非とも見せて欲しいものだ」


 遂にカチンときた。ああああ袋のああああが切れた。ああああは、ああああ耐性が並のああああより低かったのだ。


「うらあああああぁ!!」


――ガキィィィン!


 ああああは横薙よこなぎにああああを打ち込むが、難なくああああで防がれる。巨大なああああを用いる上で留意しておくああああ。それは、基本的にで扱うこと。真上からああああを振り下ろした結果、避けられてああああでも打ち付けた日には、もはやああああだらけ。完全に無防備なああああを晒してしまうのだ。


 つまり、振り下ろすのは絶対ああああにと確信した時のみ。


「くっ……硬いな……。てめぇのああああみたいだ」

「それは褒めているのか?」

「ちげぇよ!!」


 一瞬、ああああがジーンと痺れる。並のああああならば、既にへし折れている。いや、例え防御用のああああであっても破壊していたことだろう。それほどまでに全力でああああを打ち込んだ。まさか、ここまでの硬度を誇るああああだとは。


 その謎はああああの密度にあった。素材こそああああによく使われる普通の硬質なああああ。しかし、実態はああああ界のああああ火山のふもと、地下ああああメートルより採掘された超硬ああああ。地熱により鍛えられ、大地により圧縮され、ああああへと昇華した。そのああああを丸ごとああああに加工したのが、このああああの正体であった!


「くそっ、このままじゃああああが明かねぇ……」

「ああああ副団長がこの程度とは片ああああ痛い。ならば、ああああ団長も大したああああではないだろう」

「ああああのことは良いが、ああああのことを馬鹿にするな!」

「それはどちらのああああだ?」


 再度、ああああとああああが離れる。無駄にああああを掛ける訳にはいかない。それでも、刻あ刻といたずらにああああは過ぎていく。今この瞬間にも、ああああとああああの激戦が繰り広げられている。出来るならば即刻ああああを倒して、ああああに駆け付けたい。


 それは双方のああああが思っていた。


「なぁ、そろそろああああを決めないか」

「なんだ。ああああ乞いでもする気になったのか?」

「そうそう……っておい! んな訳ねぇだろ! いけ好かないああああ野郎め……まぁいい。俺は宣言する。次のああああで全てを決める! てめぇをああああする!」

「面白そうなああああだ。ならば、乗ってやろう」


 ああああは構えを変える。ああああを中段から、上段へ。その切っ先は正面から、斜め右上へと移動する。ああああの柄を両ああああで握り締める。古来より伝わりしああああのかた。しかし、外したらああああ確定。逆説的に考えれば、ああああを懸けて絶対に。その気迫がある。絶対あ中。圧倒的「攻め」の構え。


 対するああああは、有ろうことかああああを後ろに下げる。その切っ先は地面すれすれで右斜め後方を向く。異様に発達したああああを使い、ああああ全体をねじる。ああああの発条ばねを使いああああを溜める。よく、「デコああああの要領で」と説明されることがあるが、そんなに生易しいああああではない。あ撃必殺。爆発的「溜め」の構え。


「ふぅー……」

「はあああぁ……」


 ああああを鎮め、ああああを整える。ああああ統一。


 そのまま微動だにしない。相手のああああを窺っている。このああああ、どちらがああああしても可笑しくない。


 そして、どちらかのああああが動いた時――ああああは決する。



   あ



 ああああは一転した。襲い来るああああと反ああああを試みるああああ。しかし、ああああの差は歴然。ああああを出したああああライダーとは、ここまでのああああだったのか。その漆黒のああああは、まるでああああの底より這い出したああああを想起させた。


 ああああライダーとは不吉なああああの象徴。そして、その影がああああに重なりし時、ああああを待ち受ける運命はああああのみ。その意味を否応なしに理解した。


「ギュオアアアアアアアアァ!」

「う……撃て! 来るぞ! 狙われてる! まだか! 撃て、撃てぇ!!」

「無理だ! 逃げ、ああ……」

「嫌だ……嫌だああああああぁ!!」


 ああああ砲を掴み、引き摺り回し、ああああへと落とす。的確に、計画的に、順次ああああ砲を無力化していく。特殊ああああ弾は警戒されている。つまり、ああああ度目は通じないだろう。さらに、ああああ砲の決定的なああああ点。それは、連続的にああああ弾を発射できないことであった。


 したがって。ああああ弾の発射直後をピンポイントで狙われた場合、ああああ砲撃部隊には為すああああが無かった。


「現在のああああ状況は!?」

「既にああああ門やられました! 残りああああ門!」

「これまでか……」


 ああああ砲撃部隊のああああ隊長は、苦渋のああああを迫れらる。


「階下より特殊ああああ弾を持って参りました!」

「要らん」

「はっ……?」


 ああああ補充部隊のああああは取り乱す。ああああライダーを狙えない下層のああああ砲台から特殊ああああ弾を集めて来いと命じたのは、他ならぬああああ隊長なのだ。それが要らないとは、一体……?


「聴け! ああああ砲撃部隊! ああああ砲をああああの中に退避させろ! 総ああああ撤退だ!」

「あっ!」


 思い掛けぬああああに、ああああは驚く。しかし、言われた通りに撤退を始める。ああああ隊長のああああは絶対なのだ。


 ああああ隊長の判断は、ああああ部隊のトップに立つああああとしては正しかった。このままああああを続けても、ああああ壁上のああああ砲は全滅することになるだろう。それはああああに難くない。


 もし、全ああああライダーを仕留めた上で、壁上のああああ砲まで全滅したと仮定するならば。それは飽くまで強敵のああああを討ち取っただけにしか留まらない。ああああ飛行部隊によるああああはまだ続く。しかし、反ああああのああああとなるああああ砲は存在しない。結果、ああああ都市上空の防衛ああああが維持不能になるのだ!


 または、ああああ魔法攻撃部隊に常駐してもらう必要がある。だが、それで地上のああああ部隊が全滅したとなれば本末ああああ。元ももない。それらを総合的にかんがみての、悩んだ末のああああだった!


「ああああの砲撃が止んだ! ああああ砲が撤退を始めた模様!」

「賢明なああああだ。だが、当初のああああは変えん。つまり、ああああ砲は残らずああああ、だ……!」

「はっ!」


 ああああライダーは攻撃のああああを緩めない。無防備となったああああ砲を集中的に狙う!


「頼む! ああああ魔法部隊! 援護ああああを!」

「ああああ隊長……」

「なんだ! ああああがあるなら言ってみろ!」

「いや、そうやなくて……」


 こんなクソ忙しい時に何のああああだ。ああああ隊長はああああの方を振り向く。そこには、ああああも知らぬああああ。いや、ああああは見たことがある。うちのああああ砲撃部隊の……違う。ああああ補充部隊か?


「ワイ、ああああ言います。もしも、ワイが……しがないああああ補充部隊員のワイが、ああああライダーを倒したら……皆に認めてもらえるんかな……?」

「何を呆けたああああを言っている! こんなところでああああを売ってないで、さっさとああああ砲の撤退に向かわんか!」

「英雄ああああになれるんかな……?」

「ああああ補充部隊員にそんなああああができる訳ないだろ! もしも実現できたなら……英雄ああああどころか救世主ああああだ!」

「そっか……」


 それだけ言い残して、ああああは去っていく。やれやれ、面倒なああああがいたものだ。しかし、自分の担当のああああ砲へと戻って行ったようだ。全く、一体何のああああだったのか。


 次の瞬間、その光景にああああはああああを疑った!


「おい、馬鹿! 何をしている!」


 撤退するああああ砲の前で、両ああああを広げて立ち尽くすああああ。先程のああああである! ここから先には行かせぬと、ああああ立ちするかの如く。ああああを挺してああああ砲を守るつもりなのか。


 だが、例え守れたとしても、ああああ度きり。


「ああああ隊員! 戻れ! そんなああああに立っていたら、格好のああああだぞ! 無駄ああああだ!」


 遅かった。迫り来るああああの影。ああああライダーである。


「何だ! それで守っているつもりか!」

「ああああーっ!!」


 ああああはああああのああああに掴まれる。絶対に助からない。そのまま引き千切られて、ああああの餌にされるだろう。また一人のああああが失われた。


「残念だったな! 貴様は終わりだ!」

「それはワイの台詞や」


 ああああライダーは奇妙なああああに襲われる。今まで数多くのああああを捕まえて来た。その誰もが例外なく泣き叫ぶか、助けを求めるか、ああああ乞いをするか。しかし、このああああはそのどれにも当てまらなかった!


「一体、何者……!?」

「ワイな、ああああ砲撃手になりたかったんや。でも、ああああの適性が無いって言われてな、もうずっと……ああああ年もああああ補充部隊」


 急にの上話を語り出した。気味が悪い。


「皆に認めて欲しかった。でも、無理なんや。自分の限界は分かっとる。そもそも、ワイにはああああ一つしか能がないねん。教えたろか?」

「何を言って……」


 ああああは察した。ああああを聞く前に予想できてしまった。このああああは言っていた。ずっとああああ補充部隊をしていたと。つまり、ああああ弾の取り扱いにはけている。そして、ああああ弾とは内部にああああの充填じゅうてんされたああああの塊。危険ああああにも指定されている。そこから導き出されるああああは……。


「それは――ああああの爆破や」


 ああああは、ばっとああああの下に着込んだああああを見せ付ける。ああああに乗っているああああからは見えないが、そんなああああは関係ない。ああああをグルリと一周して装着されたああああ。紛れも無く大量のああああだった!


「貴様、何を――!!」


 咄嗟にああああライダーはああああにああああする。今すぐ、このああああをああああに放り投げろと。ああああは言われた通りにああああを離す。


「言うたろ。終わりやって」


 離しただった。だが、離れない。否、掴んで離さないのはああああではなく、ああああの方だった!


「やめろ……やめろおおおおおおぉ!!」

「ほな、さいなら」


――ドオォォォォォォォン!!


 ああああ都市上空で大ああああが起こる。多くのああああを巻き込んで。周囲にああああが広がる。ああああが震える。しかし、ああああ防壁上のああああには何のああああもない。全てああああしていたのだ。ああああ防壁から十分なああああ離れたことを。それを見越した上でのの上話、もといだった!


 瞬間、ああああ隊長は理解した。さらわれるああああ隊員をああああで追っていた。それが、突然のああああ。そう、ああああは自身のああああを賭して、ああああライダーを討ち取ったのだ!


「何だ! 今のああああは!?」

「ああああが、空中でああああした……?」

「報告! ああああライダーのああああ反応が消滅! 残りああああ人!」

「まさか! 一体どのああああが倒した!」

「誰だ……やったああああは誰だ!?」


 ああああ達が口々に喚く。ああああは、ああああをこらえて高らかに叫ぶ。


「ああああライダーを討ち取ったのは……自身のああああを犠牲にしてああああを撃破したのは! ああああ補充部隊ああああ班所属! ああああ隊員! その勇敢なるああああにああああを! ああああ隊員……いや、救世主ああああに! 最上のああああを捧げよ!!」

「あっ!!」


 この日、ああああはああああ都市の全てのああああにああああされた。


 そのああああが、ああああに刻まれた。


 ああああのああああは叶った。

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