3章 〜私は貴方に幸せになって欲しいの。たとえそれが偽りの世界でも〜 

I want you to be happy. Even if it is a false world

さぁ、角の有無を決めよう。兎共。

「で?私の武器どうしよ……」


 帰りの電車内……。その後もバスケや、卓球や、アイスホッケーなどなど……と遊びまくった。昼飯を取るのも忘れ今は5時……。遊びまくったはいいが最大の問題は解決していない……。



「いや、もうこの際穀潰しでよくね?」俺の呟き。

「それはないだろ。チアガールとか?」亘がそれに乗じて茶化す。

「う〜ん。ウサ耳メイド!」京之助は真面目そうに考えて誇らしげな顔で。

「奈々ちゃんの存在価値がなくなる……」唯一綾が真面目に考えていた。


 みんなで考えるも出てこない。いや、綾が考えるが案は出ない。


「なんかこれ一番!とかないの?」


 亘がヤケを起こしそうになりつつ言う。


「べつに………」


 いじけた様に言う須藤。う〜む……。


「あっ。奈々ちゃん……匍匐前進が……」


 綾が思い出した様に声を上げる。匍匐前進……。いいね!


「いいじゃん!探し求めてた人材をゲットしたよ!」

「えっ!?何!?」

「ああ!そうか!俺らだと長すぎて曲がれないけど……」

「須藤の身長ならできる!」


 俺と亘でワールドを生成中……。ロード中……。完了しました……。


「待って!2人の世界に入らないで!何させる気!?」


 須藤の悲鳴。ふふっ。勝ったな……。司令塔がいなきゃね……。


「今回の作戦だ。俺たちは弱い。そこはいいな?」

「まった。そう言えばチーム名は?」


 京之助がいきなり話を混ぜかえす。そう言えば俺の独断で決めたな……。


「当日までのお楽しみだ。それより作戦なんだが…。多分俺らは最初に狙われる。弱いからキル数を稼ぎやすいと思われるしな。そこでだ。一つ案がある……」


 そう言って俺はこそこそと喋り出した……。


====


 大会当日……。俺らはこの1週間ずっとそれぞれの武器の調整をし、練習してきた。須藤にはVRの操作をとにかくやらせた。須藤の担当は素早さと正確さが必要だからな。舞さんには無理を言って、ちょっと凄い物を作ってもらった。さてと……。学校の仮想化の前に校内を移動し、人気の無いところに定位置を取る。弱い俺らは弱者の取り合いよりも生存順位を高めた方がいい。俺は腰のベルトに挿してある電磁加速銃と、ヌンチャクを撫でる。


「こちらDK1。マイクテスト。全員準備いいか?どうぞ」

「こちらKW2。マイクは快調。どうぞ」

「こちらHA3。大丈夫……。どうぞ」

「こちらNK4。聞こえているが……。結局チーム名はなんなんだ?」

「こちらSN5。ホームからは完全に監視カメラが見えるわ。そちらの位置情報も。DK1が第一プール倉庫。KW2が……東館3階、教員用女子トイレ!?ん”ん”ん”…。HA3が西館屋上。NK4が体育館の……椅子をしまう所……。SN5は西館3階通風孔。どうぞ」

「こちらDK1。SN5、それはパイプ椅子収納台車だ。そしてNK4。チーム名は…」


 インカムのボタンを外し息を吸う。


「角なし兎だ。よく覚えておけ。どうぞ」




※下の役職とかは本編に関係ありません!ネタです!


【名前】堂上海斗

【年齢】15

【性別】男

【職業】賢者

【技能】覚醒(前世のトラウマを強く思い出した時、自己防衛本能が働き雷操の能力が上昇。代償に自我を失う)

【武器】ヌンチャク・電磁加速銃・雷操

【称号】転生者・賢者・角なし兎・雷操使い

【NO.】DK1

【座右の銘】My life was not happy. So,I created my life.


【名前】紅月亘

【年齢】15

【性別】男

【職業】奇術師

【技能】人外行為(通常では出来ない、同時に違う文を書いたり、声の周波数を自由に操ることが出来る)

【武器】拳銃(BB弾。紅月舞が改造)

【称号】世紀の奇術師・角なし兎

【NO.】KW2

【座右の銘】角なし兎に見間違えるな。それは角の無い龍かも知れない


【名前】鳩山綾

【年齢】15

【性別】女

【職業】聖女

【技能】海斗への慈愛(堂上海斗の罪を許す事が出来る)

【武器】チャクラム34(3444年に個人製造された武器。切れ味が良く、使い手の元に返ってくる)

【称号】聖女・慈愛の神・角なし兎

【NO.】HA3

【座右の銘】死んでもバレない嘘ならそれを吐いてでも彼を幸せにするべきだ。


【名前】沼木京之助

【年齢】15

【性別】男

【職業】魔法使い

【技能】不屈

【武器】追滅絶刀Defeat『死神』

【称号】黒歴史・正義厨・魔法使い

【NO.】NK4

【座右の銘】自分が非凡だからこそ、自分が理解出来ない者に出会うと自分の凡人さを思い知る。


【名前】須藤奈々華

【年齢】16

【性別】女

【職業】戦乙女

【技能】司令

【武器】管制塔

【称号】司令塔・戦乙女

【NO.】SN5

【座右の銘】今にも折れそうな苗が数千年かけて神と崇められるようになる。故に自身の功績は今はまだ評価されなくて当然である。



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