恐れを抱いた心では、何と小さいことしかできないことでしょう。

・How very little can be done under the spirit of fear.


「ホント。人身売買目的なら別に殺しても問題ないでしょ?」


 その俺の声を皮切りに男らが向かってくる。が、


 パリン


 その音でまた止まる。


「さてと、僕らは二人。貴方達は約30人。僕は僕らが勝つに一億円かけたいですねぇ」

「あ?一人も二人も変わんねぇよ!ガキが!行け!」


 今度こそ飛び掛かってくる男ども。こいつらは捨て駒、魔法なんてもん使えんだろう。殴りかかってきた男に触れ、電気を送る。勿論感電死した。まぁ人殺しには前世の影響で慣れてるしな。別に怖くは無い。ああ。男は丸焦げになっていた。

 男達はその焼死体以上にエグい物体に足を止める。


「バースト!クラッシュ!」


 京之助は向こうで飛び回りながら対処している。あいつも結構えぐいな。


「よっ、よそ見してんじゃねぇ!ちょっと魔法使えたぐらいで!」

「ちょっとじゃねぇし。よそ見して欲しく無いならそれだけの実力がないとな〜。まぁ手始めにお前も死ね」


 俺は雷操で空気に電流を作り、男どもの服を燃やす。ああ、人質であろう少女達は真ん中の檻に入っていたから全くもって被害は無い……よね?


「はい。第一ステージクリア。俺の意識する世界では俺が主人公なんだ、こんなのじゃ手始めにもならないね」


 すごく戦闘が楽でいい。さてと第二ステージですかね。


「なっ!行け!もう生け捕りは考えんでいい!」


 でっぷり太ったリーダーが言う。そして銃を構えてきた、が所詮は鉄の塊だ。


====


 パァン


 銃声がいくつも飛び交う。流石にこれで死んだだろう。そう思って顔を上げる。何発も撃たせたせいで地面が抉れ霧っぽいものが立ち込める。やり過ぎたか?そう思っていたら……。銃を構えていた男達がいきなり倒れた。


====


「弱いな〜。銃なんて言魔法には効くけどね〜。陰陽師とか杖術には意味ないよね〜」

「なっ!まさか陰陽師!?」


 リーダーが驚いた声を上げる。第二ステージもクリア。ゲームとかだとボスと戦って倒したと思ったら生き返るみたいなのがテンプレだけど……。


「いやいや。陰陽師なんてね。そうだな……。強いて言うなら蒼龍術?」


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