My life was not happy, so I created my life by myself

・私の人生は楽しく無かった。だから私は自分の人生を作ったの。



「俺の領域に入ってくるな!」




 俺は綾を突き飛ばした。




「兄さん!あんたなにやってんのよ!」


「あ”?そうだよ!俺は転生者だよ!中身は31歳だよ!だからなんだよ!同情してんだろ!ふざけんな!


 同情は同じ立場の特権であって俺の苦しみがわかんねぇ奴が同情を語るな!それは偽善だ!」




 言葉を続ける。




「俺がどんな思いしてこの世界に来たと思う!?最初は助けてくれたのかと思ったよ!でも信じられなかったんだよ!前世でどんなに頑張ったかわかるか?


 俺の魔法は前世では使い物にならないゴミだったんだよ!しかも魔法使いは体が軟弱だからラノベにある魔剣士がどうたらこうたらなんてもんはほとんどいないんだよ!


 んで俺は三男だ!成人した途端家から追い出されんだよ!だから無駄だと家族から笑われ続けても毎日木刀を振ってたんだよ!6歳で!手に豆だこだらけだぞ!わかるか?


 しかもそんなに頑張っても努力は認められない!そして!俺は諦めて座学に努めようとしたんだ!でも家族は家庭教師なんてものから、参考書に至るまで全部与えてくれかなった!必死に豆だらけの指を折ろ曲げて計算力をあげたよ!」




 視界が歪む。目頭が熱くなってきた。




「そんなときに笑いかけられたら惚れるに決まってんだろ!しかも信用するだろ!そいつだけが信用できたんだ!なのに!裏切られて!んで!ジジイに慰められ!ついてったらまた裏切られて!


 俺がなにしたってんだ!俺が!別に誰にも迷惑かけてねぇのに!頑張ったのに!本気で努力して、それこそ寝る暇も惜しんで努力したのに!


 穀潰しってわかってたから裏庭に畑を作ったよ!ミスして退職させられそうになったメイドをかばった!本当に下心なしで!でも!そのメイド!なんつったと思う!?弱者が庇うな、私の価値が下がるだとよぉ!


 頑張って頑張って頑張って頑張って、努力して努力して努力して努力して努力して努力して努力して努力して、兄の犠牲になって右腕を失って、でも頑張って!


 でも!俺が!俺だけが!不幸だったんだ!俺の人生は楽しくなかった!」




 だから












「だから!俺はこの世界で!俺の人生を創造したんだ!」




 なのに


















「なのに!なんでそこまでして俺の不幸な世界を暴こうとするんだよ!」











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