第219話 水着審査
「お待たせしました!これより第二審査を開始します!!」
司会者の合図と共に、会場にBGMが流れる
「第二審査の内容は……もちろんコレは外せない!スタイルと水着の審査です!!」
うおぉ!!と男たちの歓声が上がる
「念の為申告しておきますが、本審査はスタイルの良さを競うものではありません!!」
ほう、そうなんだ
まぁ、年齢的に不利とかあるもんなぁ
「本審査の評価は、その水着がその人にどれだけ似合っているか!それがポイントとなります!」
似合ってるかなんて、どうやって判断するんだろうな
「では、審査員の方の入場です!」
なるほど、審査員がいるのか
ステージに現れたのは男性が1人と女性が2人だ
「ではまずは男性の方から自己紹介をお願いします!」
「え~、皆様お初にお目にかかります。雑誌ボーイズの編集長をしてます。よろしくお願いします」
「続いて、女性の方々」
「はーい!こんにちわ!!水着メーカー、デザイン部の部長やってまーす!ヨロシクぅ!」
テンション高っ!?
「えー、どうして私が呼ばれたのか未だよく分かってないんですが。初めまして、この施設の責任者をしてる者です。本日も当プールをご利用頂き誠にありがとうございます」
責任者さん……?
「このお三方に各10点満点で評価していただきます!!では、早速いってみましょう!1番の方どうぞ!!」
参加者は受付した番号を呼ばれ、ステージの登場し
ステージ中央で色んなポーズを決めて、時間で交代するみたいだ
思い思いのポーズでアピールをする参加者たち
順調に進み、とうとう南城さんの番になった
ステージに現れた南城さんは、何を思ったのか準備体操をし始めた!?
一通り準備体操だけして終わった……?
え?今ので終わり?
次は順番的に堀北さんか
あ、出て来た!
意を決した表情でステージの中央に歩いてくる堀北さん
どんなポーズするんだろ……
堀北さんがやったのは……腕を前にして胸を寄せるポーズだった
どうして、そのポーズ?
次は片手を後頭部に、もう片手を腰にやって体を斜めにするポーズ
そんな感じのポーズをいくつかして、ステージ裏へ戻っていった
会場が居たたまれない空気になっている
次は仁科さんか
どんなポーズするのかな
登場そうそう会場の空気がおかしいことに気付く仁科さん
驚きつつも、ステージの中央に出てくると
いきなり床に座った!?
何するんだ?
そして、仁科さんが決めたポーズは……ヨガ?
えーっと、何のポーズかよくわからないけど……何かちょっとだけエロいな
いや、ダメだ!
そんな邪な気持ちで見ちゃダメ!
視線を逸らして仁科さんが退場するまでステージを見ないようにする
最後は、妹だ
兄として、メチャクチャ心配だな……
何かしでかしたりしないだろうか
今度は心配で目が離せそうにないな
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