第140話「ネットを介した情報収集」
平成三十一年、日本。
自宅でネットサーフィンをするショットガン女子高生が現れた。
ショットガン女子高生は失踪したなりきり女子高生(一般人の想定する天使を指す言葉。天使とはつまり悪魔にもなり得るということを意味する)の情報収集よりもずっとレールガン女子高生を倒すことの方が大事だったし、さらに言えば普通にネットで漁る方が楽しかったので掲示板のスレッドを読んだり動画を観たりしていた。彼女のお気に入り動画は建物の爆破解体映像や音フェチ動画などのストレス解消動画で、彼女はなりきり女子高生のことなどすっかり忘れた様子で動画鑑賞を続ける。
だがいきなりレールガンをもった女子高生がやってきて、いつものようにキツいお仕置きをするまでもなく、今も必死でなりきり女子高生の情報提供を呼びかけるガトリングガン女子高生の動画が目に入った。
あいつには敵わないな――そう呟いたショットガン女子高生は自分も本気で動くことを決意した。
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