第134話「回転数ってなんですか?」

 西暦二〇〇四年、冬木市。

 自分が全然活躍できないうちにいつのまにか聖杯戦争も大詰めになっていることに困惑する火縄銃女子高生が現れた。

 宮本武蔵(男)は佐々木小次郎(男)(一般人が想定するアサ次郎先生を指す言葉。自称本物の佐々木小次郎が女子高生になっていることを知ってもう俺が小次郎でよくね?と思った)よりもずっと強かったので、佐々木小次郎(男)を無事に倒すことができた。戦いのあと宮本武蔵女子高生はセイバーならアーチャーと同盟を結ばなきゃと主張して佐々木燕ととも火縄銃女子高生アーチャーのマスターの元に向かったが、火縄銃女子高生は百歩譲ってセイバーと共闘するのはいいとして何故サーヴァントがいなくなったマスターまでノコノコついてくるんだと至極まっとうな意見を述べた。

 だがいきなり佐々木燕が財布から諭吉を取り出して、とにかくすごい金額でサーヴァントなんてその辺のコンビニでリンゴカード買ったらいくらでも回せるじゃないと主張した。

 未来の聖杯戦争は一体どうなっているんだと頭を抱えた。




 ○宮本伊織(宮本武蔵女子高生)


 昨日の夢はマジでなんだったんだと思っている。Android派。


 ○佐々木燕(佐々木小次郎女子高生)


 宮本武蔵女子高生が見た夢が自分の見た夢とそっくりなのでびっくりしている。iOS派。

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