第112話「無限のGペン製」
平成三十一年、古武術研究会の隣の漫画研究会。
そういえば自分も絵師剣豪であることを思い出した宮本武蔵女子高生が現れた。
宮本武蔵は葛飾北斎(一般人の想定するFGO水着イベントの配布サーヴァントを指す言葉。すごく可愛い)の『富嶽三十六景』よりもずっと『枯木鳴鵙図』や『盧葉達磨図』の方がいい絵だと思っており、佐々木燕との巌流島の決闘を終えた今こそ再び絵筆を取ってみるのも悪くないのではないかと思った。したがって宮本武蔵女子高生は現代日本において主力の絵画表現となっているらしいマンガとやらを描き、漫画研究会の門を叩く。
だがいきなり大きな鼻にベレー帽を被った女子高生がやってきて、とにかくすごい嫉妬深い様子で「こんなものはマンガじゃない」と宮本武蔵女子高生の原稿をこき下ろした。
宮本武蔵女子高生の負けず嫌いに火がついた。
○
日本を代表する漫画家。「鉄腕アトム」「火の鳥」「ブッダ」「三つ目がとおる」「ブラック・ジャック」など数々の名作を残し、またトキワ荘のメンバーをはじめとした後進のクリエイターに絶大な影響を与えたことからマンガの神様とも称される。
自画像にも描かれる大きな鼻とベレー帽がトレードマーク。
○
FGOの水着宮本武蔵も宮本伊織を名乗り始めたのでびっくりしている。
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